ブライアン・シンガー監督の元アシスタントの男性が、同監督と「トラウマ的」で感情的に虐待的な関係にあったことを告白している。ブレイク・スターマンは18歳だった2009年に、当時43歳のシンガー監督と出会い、2013年にアシスタントの仕事から解雇されるまで同監督と関係を持っていたという。
バラエティで発表したエッセイの中でスターマンは「2,3年前まで、プライベートではブライアンのことを擁護していました」「誰かが彼の行動に関する噂を口にすれば、私はそれを否定したものです。虐待と心的外傷後ストレス障害に特定した治療を受け始めてやっと、それが本当に起こったことだと受け入れました」「私は、非常に権力があり、裕福で、非常に病的な男性の虐待被害者なのです。私はブライアン・シンガーの被害者なのです」と綴る。
スターマンは、同エッセイの中で、映画を観にシンガーの家を訪れた時は、毎回「性行為」を求められていたことや、約10年前には、憤慨したシンガーが自宅で人に暴力を振るう姿を目撃したことを明かしている。
シンガーの弁護士アンドリュー・ブレットラー氏は、この告発を「確証がなく、扇動的で、非常に中傷的」と表現、スターマンは「金、仕事、住む場所」をシンガーに要求してきたと話している。
同氏によると、2人は交際初期はお互いに愛情を持っていたものの、時間が経つにつれ、被害妄想を抱くなどスターマンの精神状態が不安定になってきたことから、シンガーが距離を置いていたそうで、「スターマン氏は、大人としての自分の決断や行動の責任を持つよりも、自ら『望んで』入った関係であると認めているにも関わらず、シンガー氏によるグルーミングと虐待という話を描くことにしたのです」と指摘している。