トム・ホランドとゼンデイヤは、「スパイダーマン」シリーズのプロデューサーであるエイミー・パスカルから、付き合うことのないよう注意されていたという。パスカルはピーター・パーカーとMJ役をそれぞれ演じる2人を別々に呼び出し、恋愛感情を持たないよう警告したというが、2人は耳を貸さなかったようだ。
パスカルはニューヨーク・タイムズ紙にこう話している。
「キャスティングしてすぐのことですが、トムとゼンデイヤを別々に呼んで、ひとこと言わせてもらったんです。互いに恋に落ちないようにと。できるだけ避けてとね」
しかし、以前、同じ役を演じて恋愛関係になっていたアンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンにも同様の忠告をしたものの、結局意味がなかったとして、「私は同じアドバイスをアンドリューとエマにもしたんですよ。ことがややこしくなるだけなので」「でもみんな無視するんですよね」と続けた。
アンドリューとエマはおよそ4年間の交際の末、2015年に互いに納得の上で破局を迎えている。一方で、その前にその役を演じていたトビー・マグワイアとキルスティン・ダンストもシリーズ1作目の途中で短期間交際していたものの、続編の製作前に破局していたことから、サム・ライミ監督はそれが演技に影響を及ぼすことを心配していたと当時明かしていた。しかし、そんなことはなかったそうで、「2人は互いに本当に好きだったんでしょう。だからその関係が、互いへの信頼をさらに深めただけだったようです」と説明していた。