富士通は12月16日、全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)の優勝旗(縦106センチ×横115センチ、金属製のポール付き)と、その保管ケースが所在不明になっていると公式サイトで公表し、謝罪した。
公式サイトに掲載された「全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)優勝旗の所在不明について(お詫び)」では、「一般社団法人日本実業団陸上競技連合様よりお預かりし、当社本社事務所にて保管しておりました全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)の優勝旗が、現時点で所在不明となっていることが判明いたしました」と報告し、「日本実業団陸上競技連合様、歴代の優勝チーム・選手をはじめとする陸上競技関係者、陸上競技ファンの皆様、その他多くの皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪。
所在不明になっていることが判明した経緯としては、「2022年1月1日に予定されている次回大会に向けて、優勝旗を日本実業団陸上競技連合様に返還する準備を11月下旬に始めたところ、優勝旗の所在不明が発覚しました」と説明した。同社の本社事務所では、6月以降にフロア移動を実施しており、「保管場所を複数回にわたり変更していたため、紛失、誤廃棄、盗難等の可能性も含めて捜索、調査」したものの、現在も発見に至っていないという。
なお、優勝旗とあわせて預かっていた優勝杯については「現存しております」とのことだ。
富士通は2021年1月1日の第65回全日本実業団対抗駅伝で、12年ぶり3度目の優勝を果たしていた。