新たな「バットマン」単独映画、謎に包まれた特報解禁

2021/08/13 10:00 Written by Narinari.com編集部

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多くの話題作を手掛けるDCの新たな注目作「THE BATMAN−ザ・バットマンー」の日本公開が、2022年春に決定した。クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト」トリロジー以来となるバットマン単独映画が、全世界の大きな期待と共に遂に幕を開ける。

新バットマン/ブルース・ウェイン役には、「ハリー・ポッター」シリーズ、「トワイライト」シリーズで世界中を虜にした後、着実にキャリアを積み、難解ながら中毒性の高い作風が話題となり、日本でもリピーター続出の社会現象を巻き起こした「TENET テネット」で、主人公のバディ“ニール”を好演したロバート・パティンソンが抜てきされた。マイケル・キートン、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベールなど、数々の名優たちが作り上げたヒーローをどのように演じるか注目が集まる。  

監督・脚本を務めるのは、J・J・エイブラムスのプロデュースとして、その革新的な映像で世界中の度肝を抜いた「クローバーフィールド/HAKAISHA」や、「猿の惑星:新世紀」「猿の惑星:聖戦記」でエモーショナルなドラマを描きSF映画の金字塔に新たな伝説を打ち立てたマット・リーブス。

そのほか多くのキャラクターの解釈を一新。ペンギン役に「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「ダンボ」のコリン・ファレル、リドラー役に「それでも夜は明ける」「スイス・アーミー・マン」のポール・ダノ、キャットウーマン役に「ファンタスティック・ビースト」シリーズのゾーイ・クラヴィッツ、カーマイン・ファルコン役に「トランスフォーマー」シリーズのジョン・タトゥーロ、そしてお馴染みのアルフレッド役とジェームズ・ゴードン役には、「猿の惑星」シリーズのアンディ・サーキス、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のジェフリー・ライトがそれぞれ演じる。

そしてこのたび解禁された特報では、クリストファー・ノーラン監督作「ダークナイト」シリーズや、「ジョーカー」を彷彿させる不穏で不気味な雰囲気の中、カート・コバーンが率いた伝説のバンドNirvanaの「Something In The Way」が流れ、ただならぬ気配を増長させている。セリフも謎めいたものばかりだが、バットスーツや様々な機能が搭載されたバットマンが愛用する特殊車両・バットモービルなど、ファンの心を熱くするガジェットは健在。キャスト同様、一新されたデザインが、どのようなものになるかも注目を集めている。

また、未知なるヴィランがどのように関わってくるのか…? ジョーカーのように、DCがこれまで描いてきた“悪”のカリスマ性を持った、悪役でありながら、人々の心を離さない魅力的なヴィランの登場を予感させる内容だ。

さらに、特報と同時に解禁された3点の場面写真からも、マスクを脱いだバットマン(ロバート・パティンソン)のただならぬ表情、バットマンの秘密基地「バットケイブ」と思われる場所で、モニターを見つめ佇むバットマンの奥に控えるバットモービル、ブルース・ウェインが見つめる視線の先には一体……というような、謎が謎を呼びながらその一挙手一投足から目が離せないものとなっている。

マット・リーブス監督によると、本作はバットマン誕生の物語ではなく、若き日のバットマンを描いた作品。ヴィランたちもまた、ヴィランとして完全になる前の姿で、ミステリーの要素が色濃く、本作に影響を与えた作品としては、「チャイナタウン」(1974)、「フレンチ・コネクション」(1971)、「タクシードライバー」(1976)に代表される、1970年代の“リアルなストリート”を題材にした作品を挙げており、「ジョーカー」が持つ、何とも形容しがたいが、人々の心情に訴える雰囲気の作品になることを彷彿させている。

映画「THE BATMAN−ザ・バットマンー」の日本公開は2022年春の予定。

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