EXIT兼近大樹の死生観「割と小さい時から考えてた」

2021/07/10 09:18 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(30歳)が、7月8日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。自身の“死生観”を語った。

番組はこの日、母親が子どもに“死”をどう説明するか? という悩みが話題になっていることをテーマに進行。番組MCのEXITと死を学ぶ意味と意義について、死を研究する社会学者の橋爪大三郎氏をゲストに迎え議論した。

兼近は「ぼくは割と小さい時から死について考えていたタイプ。食事、睡眠、体調管理、対人関係、すべてが死を恐れることに直結していると思う。無意識に人は死を恐れて、生きることに執着していると感じた」と明かした上で、「小さいうちは、死に対する恐怖をあまり感じさせない方が子どもにとってはいいのかなと思っている。大人になっていくにつれて、現実が見えてくるし、死の結果は誰にもわからない。僕は、自分の中でハッピーなもので紐づけて生きていければいいなと思ってる。人生は、死ぬまでの暇つぶしだと思って生きている」と自身の考えを展開した。

一方、レギュラーコメンテーターで作家の乙武洋匡氏は「自分の死と違う人の死は定義が変わってくると思う」と切り出し、「僕自身、死を意識するようになったのが20歳。そこでようやく『なんでおれ障害者なんだろう?』と思った。こういう身体の人間にしかできないことをやっていくのが俺の使命なのかなと思い始めてから自分の人生が活き活きし出した。そこから死を意識するようになった」と語る。

さらに「脳死の時点で何かを僕は能動的にすることが難しくなるから僕の死は脳死でいいと思ってる。ところが、これが仮に自分の母親が脳死状態になったら『まだ生きてる』と思っちゃう自分がいる。そう考えると俺の死か家族の死かでも、何をもって“死”なのかが変わってくると思う」と自身の意見を述べ、これには橋爪氏も「自分の死と他者の死が違うものというのは大事なポイント」と同意した。

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