「グーニーズ」「リーサル・ウェポン」の監督が死去

2021/07/07 02:27 Written by Narinari.com編集部

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数々の人気作を手掛けた映画監督・プロデューサーのリチャード・ドナーが死去した。91歳だった。妻でプロデューサーのローレン・シュラー・ドナーとリチャードのマネージャーが発表、死因については明かされていない。

「トワイライト・ゾーン」「ペリー・メイソン」「0011ナポレオン・ソロ」など人気テレビドラマの制作を担当後、1961年の「宇宙船X-15号」でスクリーンデビュー、1976年のホラー名作「オーメン」で映画監督として名を馳せたリチャード。その後、1976年クリストファー・リーヴ主演「スーパーマン」や「グーニーズ」、「リーサル・ウェポン」シリーズなどでメガホンを執り、「フリー・ウィリー」3部作、「X-メン」「ウルヴァリン X-MEN ZERO」ではプロデューサーとしても活躍した。

昨年12月には「リーサル・ウェポン」シリーズ5作目の製作について、「これで最後だ。この作品を一段落させるのは私の特権であり義務だからね。実際楽しみだよ。最後の作品だ。約束する」とリチャードは話していた。

今回の訃報を受けてエドガー・ライト監督はこう追悼の言葉を送っている。

「リチャード・ドナーの広い心とその沸き上がる魅力は、キャストらの素晴らしいパフォーマンスを通し彼の映画の中で輝いており、それは見事なものです。『スーパーマン』『リーサル・ウェポン』『グーニーズ』に登場した全てのキャラクターを思い出します。リチャードはスクリーンに魔法を閉じ込める術を知っていましたから」
「私が若い頃見て、後にもしばしば見返したものに『オーメン』があります。あまりに模倣されて、その完璧なペースとパフォーマンスによるホラー映画と見なされていません。70年代のデビッド・ワーナーの物語を初めて80年代の映画に収めたものとして、あの映画は私の心に永遠に焼き付いたのです」
「リチャードには一度だけ会ったことがありますが、面白く、チャーミングで、たくさんの話題を持っている人でした。(そして私のオタク的な質問にも喜んで答えてくれました)。もう2度と会えないと思うと悲しい気持ちです」

一方、ケヴィン・スミス監督はリチャードの偉業は映画業界に影響を与え続けるだろうとして、「リチャード・ドナーは『オーメン』で悪魔の子を作り、『スーパーマン』で現代のコミック本映画を発明、『リーサル・ウェポン』で相棒警官の映画を新しく作り直した。昨年あるプロジェクトで私は彼に会う機会があった。生まれながらのストーリーテラーだった。全ての映画をありがとう!」と感謝の言葉を綴った。

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