お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志（57歳）が、6月27日に放送されたバラエティ番組「ワイドナショー」（フジテレビ系）に出演。五輪会場での酒類提供が見送られたことについて「国民を誘導するマニュアルみたいなのがあるんじゃないか」という意見を述べた。

この日、五輪会場での酒類提供が見送られたことが話題となり、松本は「僕はちょっとね、見破っちゃったところはありますよ。酒の提供は最初から無理なのわかってるでしょ、これ、カモフラージュなんじゃないかと思いますよ。そっちで怒りを買っといてどっかで『やめまーす』って、気がついたら（観客）1万人認めていたっていうね。観測気球どころか、なんやろね、国民を誘導するマニュアルみたいなのがあるんじゃないかと思いますね。パブリックビューイングもアカンのわかってて、こっちでは着々と五輪をすすめている」とコメント。

さらに松本は五輪そのものが、政府への批判から目を背けるために推奨しているのではないかという考えを示すと、ゲストの三浦瑠麗氏は「中でどんな議論があるかまったく分からないんですけど、松本さんが言うぐらい政府が有能だったら、そもそも私いろんな心配してないです」と皮肉たっぷりにコメント。

一方、番組レギュラーの犬塚浩弁護士は「（国民や世論を）いかにうまく誘導していくかということを政治家は考えていたということが、歴史的に見ればあると思うので、松本さんのような分析というのは、僕自身もどこかあらすじがあるんじゃないかなと」と松本の意見に同意した。