“餃子4大都市”宮崎・宇都宮・京都・浜松を徹底調査

2021/02/16 15:21 Written by Narinari.com編集部

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霧島酒造は、2020年上半期餃子購入額で全国上位4市の宮崎市、宇都宮市、京都市、浜松市で暮らす1,795名(各市400名超)を対象に、「餃子とアルコール飲料に関する調査」を実施した。

調査ではまず、「2〜3年前と比較して、餃子を食べる頻度・量は増えたか?」と質問。「増えた」「どちらかといえば増えた」と回答した人は、宮崎市が36.9%と、4市の中で最も高い数値となった。

次に「月1回以上の頻度で食べる餃子」の種類についてたずねると、宮崎市では「自宅での手作り餃子」を月1回以上食べると回答した人は、1位の京都市23.6%に対し、14.8%と最も少ない結果に。さらに「外食の餃子」を月1回以上食べる人も、1位宇都宮市の26.2%に対し、宮崎市は20.5%と最も少なくなった。一方、「小売店の調理済み餃子」は42.3%で京都市と同率1位、「冷凍食品の餃子」も51.2%で1位だった。

この傾向について、一般社団法人焼き餃子協会の代表理事である小野寺力氏は「宮崎市の餃子は観光客向けではなく、主に地元の方向けにつくられている。また他の地域と比較して単価が安く、おいしいこともあり、自宅で作るよりも持ち帰りの餃子を買う人が多い。特に、生餃子のお持ち帰り専門店が古くから存在している影響も大きい」と分析している。

また、ストレートに「餃子は好きですか?」との質問では、浜松市は95.2%の人が「餃子が好き」と答え、4市の中で1位に。次いで宇都宮市が93.1%、宮崎市が91.4%、京都市が90.3%と、年間餃子購入額が多い4市すべてで9割以上の人が「餃子が好き」と答えたことから、“餃子愛”の強さがうかがえる。

また、浜松市は「一回の食事で食べる餃子の平均個数」が11個以上と答えた人の割合が30.6%と最も多く、2020年年間餃子購入額1位になった通り、その“餃子愛”を裏付ける結果となった。

さらに、焼き餃子につける調味料を複数回答で質問。宇都宮市では醤油(79.7%)、お酢(74.2%)、ラー油(72.3%)と答えた人の割合が圧倒的に多かったが、一方、宮崎市では市販の餃子のタレ(49.5%)、ラー油(45.9%)、ポン酢(40.9%)と答えた人が多い結果に。宮崎市では、ゆずこしょう(9.0%)と答えた人も他の3市と比べて高い割合となったほか、「何もつけない」と答えた人も5.1%と、4市の中では最も高い割合となった。餃子につける調味料にも、地域ごとに特徴があることが分かる。

前出の小野寺氏によると、東日本の餃子店では、ほとんどの店舗が調味料として醤油・お酢・ラー油を置いており、自身の好みに合わせて調味料を作る人が多い一方、西日本では店舗の餃子に合うタレを各店舗が作り、そのタレにつけて食べる方が多いとのこと。また、「宮崎の野菜や肉は素材そのものがおいしく、旨味が強いため、餃子の味も素材の旨味が活かされたものが多く、そのまま食べてもおいしくいただけるため、『何もつけない』と答えた人の割合が多くなったのではないか」と推測した。

続けて餃子の年間購入額の多い各4市に、餃子と一緒によく飲むアルコール飲料についても質問。宮崎市以外の3市では、1位ビール、2位チューハイ、3位ハイボールと並ぶなか、宮崎市は1位ビール、2位チューハイ、3位本格焼酎という結果に。

また、「餃子と一緒に本格焼酎を飲んだことがありますか?」と質問したところ「ある」と回答した人は、宮崎市のみが30%を超えトップとなった。焼酎造りが盛んな宮崎らしく、餃子と本格焼酎を合わせる人も多いことが分かった。



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