“守られた側”EXIT兼近が少年法を考える

2021/01/30 11:55 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・EXITが、1月28日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。未成年はどこまで守られるべきか、少年法について意見を述べた。

番組はこの日、4人の女性に対する性的暴行により、懲役5年6か月の有罪判決を言い渡された元男子学生の被告が、裁判で「(少年法の対象となる)未成年のうちにレイプをいっぱいして20歳になったらやめようと思っていた」と話したことを受けて、「未成年者はどこまで守られるべきなのか?」をテーマに、現行の少年法などについて議論。

EXITのりんたろー。は「少年法の目的や適用年齢に関する議論が行われる中で、被害者が置いてけぼりになっている感覚はどうしてもある」と指摘し、「もっと事件の内容や罪の重さに応じて、裁き方を変えることはできないのか」と訴えた。

一方で相方の兼近大樹は「被害者の方のケアを一番に優先すべき」とした上で、「僕は少年法で守られた側だった」と自身の過去について触れ、続けて「少年法で守られた“おかげで”更生できるパターンもあるが、少年法で守られた“せいで”より非行に走ってしまう人もたくさん見てきた。そういう意味では、厳罰化したとしても罪を犯す人は絶対に罪を犯す。罰を重くすればいいという話じゃない」と厳罰化だけが解決の糸口ではないと主張した。

さらに、少年犯罪では加害者の氏名などの公表が制限されることについて兼近は「実名の報道は、罪を犯した人が何歳であろうと絶対にしたほうがいい。罪を犯した人は、自分がしたことを永遠に覚えておくべきで、記憶を薄れさせてはいけない。その罪の重さを実名公表と共にずっと背負っていくべき。そうしなければ、過去の自分である罪を犯した“少年A”と現在の自分自身をどこかで分離させてしまい、償いや反省の気持ちを忘れてしまう」と持論を語った。

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