アンソニー・ホプキンス、「羊たちの沈黙」最初は勘違い

2021/01/25 03:05 Written by Narinari.com編集部

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アンソニー・ホプキンス(83歳)は、脚本を読むまで「羊たちの沈黙」は子供向けの話だと思っていたそうだ。

同名小説(トマス・ハリス著)を原作とした、ジョナサン・デミ監督による1991年の同サイコスリラー作で、人食い連続殺人犯の元精神科医ハンニバル・レクター博士を演じたアンソニーは、作品内容を知ってすぐに同役を承諾したという。

アンソニーは同作でFBI訓練生クラリス・スターリング役を演じたジョディ・フォスターとのバラエティ上での対談でこう話している。

「1989年に私はロンドンにいて、舞台をやっていた」
「私のエージェンが台本を送ってきて、『これを読んでみませんか? “羊たちの沈黙”という題です』と言ったから、私は『子供向けの話?』と聞いたんだ」
「暑い夏の午後だったね、台本が届いて読み始めた。10ページ読んだところで、エージェントに電話したよ」
「『これは本当のオファーかい? 知りたいね。今まで読んだ中で最高の役柄だよ』と伝えたんだ」

そんなアンソニーは、自身がウェールズ出身のイギリス人であることから、アメリカ人の連続殺人犯を演じることに不安があったそうだが、撮影ではデミ監督から「いい感じだ、ホプキンス。凄く気味が悪いよ」と言われたそうで、「僕は正しいスイッチを押したと確信したんだ。役にはまり込んだら、そのままでやるんだよ」と当時を振り返った。

一方、ジョディは、現場スタッフ全員が原作から非常に影響を受けていたとして「あなたの独特な声、金属感のある声のトーンを覚えているわ。サウンドミキサーのクリス・ニューマンはそれをより強調したのよ。特徴づけることができたわね。私たちはみんな、本に刺激を受けたように思う」と語った。

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