お笑いコンビ・マヂカルラブリーが、12月20日に放送された「M-1グランプリ2020」（ABCテレビ・テレビ朝日系）で優勝し、16代目王者となった。

マヂカルラブリーは3年前に決勝へ進出。審査員を務めた上沼恵美子から「一生懸命がんばってるけど、好みじゃない。よう決勝残ったなぁと思って」と酷評された過去がある。

それから3年、この日の決勝・第1ラウンドで野田クリスタルは「どうしても笑わせたい人がいる男です」と上沼を意識した挨拶から始まり、漫才を終えた後「3年前、放送事故みたいなことになっちゃって、あの時は本当にすみませんでした。早くあの人の声が聞きたいです」とコメント。

上沼は94点という高得点をつけると、会場はどよめき、マヂカルラブリーはコンビ揃ってガッツポーズ、感想を求められた上沼は「待って！3年前？なんにも覚えてないわ」「3年前はごめんごめん、お金で済むことだったら、謝るわよ」と言って会場を笑わせた。

そして、ファイナルラウンドで優勝を決めると、野田は深々と頭を下げ、相方・村上は両手で顔を抑えて歓喜。野田は「最下位取っても優勝することあるんで、諦めないでください。皆さん」と思いを語った。