タレントのケンドーコバヤシ（48歳）が、12月16日に放送されたラジオ番組「アッパレやってまーす！」（MBSラジオ）に出演。先日、同番組での発言が話題となったAKB48・柏木由紀（29歳）の“JR事件”で、自身を含む男性陣が叩かれたことを嘆いた。

柏木は11月11日に放送された同番組で、“JR”という単語を全く聞いたことがないと言い放ち、ケンコバ、アンガールズの3人は驚愕。どんなにヒントを出されても、柏木は「なに？ 会社の名前？ どういうこと？」「（地元の）鹿児島にもあります？ ウソだ。聞いたことないもん」と言い張り、男性陣に「JR知らないの…？」「ウソやろ…」「マジで？」「ええ…」「そんな人おらんよ！」と戦慄が走った。

この一件はネットでも大きな反響を呼び、その多くは男性陣と同じような反応だったが、中には柏木が以前、九州新幹線絡みの仕事をしていたとの指摘もあり、“キャラ設定”を疑う声も。また、“JR”を知らない柏木を非難するほうこそ「老害」とする意見、ラジオ中のケンコバやアンガールズの反応を叩く意見も上がった。

そうした反応をネットニュースなどで見たというケンコバは、16日の同番組で、2週間の自宅待機（※新型コロナ感染のメンバーと仕事をしていたため）を経てこの日復帰した柏木に「“JR事件”でオレらが叩かれた。叩かれたのよ」と説明すると、柏木は「なんで？（笑）。なんでなんで？」とビックリ。

ケンコバは「柏木由紀がJR知らないことを『これはおかしい』と言い切ったヤツら、オレとアンガールズですよ。3人が『脳が停止してる』みたいな。『多様性を認めない』みたいな。いや、ちょっと待て。性的趣向（嗜好）を認めないとかやったらそういうこと言われることもあるやん。夫婦別姓問題とかさ、『女は男の名字になるもんだよ』とか言うたらそういうこと言われるのもわかるよ。（でも）『JR知らん』って」とボヤくと、柏木は「その人の生き方がやっぱありますから。ごもっともな意見」と、「3人は脳が停止」の意見に同意した。

しかし、ケンコバはさらに「柏木さんがかつて住んでた地域はどこか知らんけど、鹿児島のね。その辺ではなかったかもしれないし、年配の人は“国鉄”とか言うたりする、いまだに。だからなじみがない、これならわかる」とした上で、「あなた東京来て何年よ？」と質問。柏木が「14年（笑）」と答えると、「電車で（AKB劇場のある）秋葉原行ってましたよね？ ガンガン言うてたやん」と、過去の番組内での発言を持ち出したが、柏木はここでも頑なに「地下鉄だったから（笑）。（JRが）会社だって知らなかった」と、“JR知らない”を貫いていく。

そんな柏木にアンガールズ・田中卓志は「ないって。絶対知れる状況にあったんだから」「テレビとかでさ、流れてくるじゃん。別に行かなくてもその場に」と呆れ気味にコメント。

また、テレビで流れてくるCMの話から、ケンコバが山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」を口ずさみながら、クリスマス時期に流れるJRのCMの曲だと説明すると、柏木は「ああ、それCMですか？ 曲は知ってます。でもCMとしては本当にわかんない」と語り、男性陣が思わず「絶対そんなことない」とツッコむと、「あっ、そうやって『絶対』とか言ってたらまた。『（JRの）クリスマスイブのCM知ってるのは当たり前だと決めつけてる脳は停止している』」と切り返し、一同爆笑となった。

そして、最後は田中が「酷い目に遭うよこっちが、巻き込まれてさ」、ケンコバも「通り魔に刺されたみたい」と嘆き節。柏木は「すいませんね、本当に」と詫び、この話題を締めくくった。