テンプテーションズの元メンバー、新型コロナで死去

2020/09/09 10:43 Written by Narinari.com編集部

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米ソウルコーラスグループ・テンプテーションズの元リードシンガー、ブルース・ウィリアムソンが、新型コロナウイルスの感染症で死亡したという。49歳だった。

2006年に同グループに加入したブルースは、翌年の「バック・トゥ・ザ・フロント」や2010年の「スティル・ヒア」でリードボーカルを担当し活躍。その早すぎる死を息子がソーシャルメディアでこう報告している。  

「自分の今の気持ちをどう表現していいのかわかりません。お父さん愛しています。素晴らしく、愛情に溢れた人でいてくれてありがとう。あなたという人でいてくれてありがとう。神様に祈ります。私たちはまた会えるでしょう。愛しています、お父さん」

ブルースは9月6日、ラスベガスの自宅で息を引き取ったという。

1960年代に結成されたテンプテーションズは度重なるメンバーチェンジを経て現在に至っているが、オリジナルメンバーのオーティス・ウィリアムスと一緒に歌える素晴らしさについて、ブルースは2013年にこう話していた。

「テンプテーションズとして7年やってきたけど、未だ畏敬の念を持っている。このグループとの最初のライブを思い出す。ある資産家が開いたプライベートのパーティーだった。テニスコートの上に建てられた小さなステージだった。美しい家でね。隣にはスティーヴィー・ワンダーの家もあった。ステージには限られたスペースしかなくて、観客の前でオーティスが望んでいたように歌うことができなかったんだ。で、彼に『観客を盛り上げるんだ』って言われたよ。ステージが小さかったから出来なかったと伝えたかったけどね。でもすぐにその批判をちゃんと受け入れようって思った。次のステージで一緒に歌った時は、ステージにスペースがあったから会場を盛り上げることが出来て観客は大興奮だった。ステージを降りるとオーティスが『これが私が言っていることだ!』って。それからスムーズな旅路が続いているよ」

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