ヒューゴ・ウィーヴィング（60歳）は、「マトリックス」最新作にエージェント・スミス役で復帰することを心から望んでいたそうだ。

同シリーズ3部作で印象に残る演技を披露していたヒューゴだが、舞台作「ザ・ヴィジット」の仕事と「マトリックス4」の撮影スケジュールが重なり断念せざるを得なかったという。

監督のラナ・ウォシャウスキーから同新作でのスミス役をオファーされていたヒューゴはコライダーにこう話している。

「ラナは『マトリックス4』に私が参加することに非常に積極的だった。私もそうだった。あのシリーズは全部とても好きだからね」
「3部作がすでに終わっている『マトリックス』にまた足を踏み入れるということに最初は少し躊躇した。けどそれから脚本を読んで僕のエージェントにオファーが来た。すぐにイエスと言ったよ。で交渉に入ったんだ」
「舞台の予定が重なっていた。けれど日程などを調整して両方できるようにしようとしていたんだ。でもその後、ラナが自分の日程を変えないと決断したから私は参加できなくなった。手短に言ってそんな感じだよ」

「Vフォー・ヴェンデッタ」や「クラウド・アトラス」など他のラナ作品への出演経験もあったヒューゴだが、同新作への出演できなかったことは無念だとして、「あの映画の撮影でもう一度会いたかった人がたくさんいるんだ。とても残念だね。私は出演しない。けど大丈夫さ」と続けていた。