豆苗が爆売れ、新型コロナ“巣ごもり”需要増で

2020/09/08 14:53 Written by Narinari.com編集部

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村上農園は9月8日、2020年8月の売上高が、過去最高の10億3700万円を記録したと発表した。背景には、主力商品のひとつ「豆苗」が爆売れしたことがあるという。

同社は、ほとんどの生産品目で出荷が堅調に推移したというが、特に主力商品のひとつである豆苗は、野菜価格の高騰と巣ごもり需要で急伸。豆苗単独でも過去最高の出荷量となり、全体の売上好調に寄与した。

豆苗は、えんどう豆の若菜でシャキシャキとした食感が特長の緑黄色野菜。植物工場で生産しているため、天候に左右されず一年を通して出荷でき、価格も安定している。今夏は長雨と日照不足、その後の猛暑によって野菜価格の高騰が長期化。“家計のお助け野菜”として価格安定な豆苗への需要が高まった。

村上農園では、今後も伸びると予想される豆苗の需要に対応すべく、2021年中に新たな生産施設を宮城県に開設するなど、生産体制を強化していく予定だ。

また、豆苗には、調理で残った根元部分を水に浸しておくと新しい芽が育つ「再生栽培」という特長がある。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛により、自宅で過ごす時間が増えたことで、手軽にできる家庭菜園として豆苗への注目度が上昇。同社のウェブサイトで用意している再生栽培のコツを紹介するページ(//www.murakamifarm.com/myouken/grow/technique/#where)への訪問者も増え、今年3月〜8月までの半年間におけるページ訪問者数は、前年同期比約160%に伸びたそうだ。

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