スピルバーグの父、老衰のため103歳で死去

2020/08/27 01:41 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


スティーブン・スピルバーグの父アーノルド・ スピルバーグが死去した。103歳だった。8月25日、家族に囲まれ、ロサンゼルスで老衰死したという。

アーノルドは1959年、ゼネラル・エレクトリック社の小型メインフレームコンピュータのデザインに従事し、初のコンピューター制御式「オーダーエントリーシステム」のキャッシュレジスターの開発に貢献したことで知られる。

今回の訃報にあたり、スティーブンやアン、スー、ナンシーら子供たちは「父親のおかげで、研究すること、考え方を広げること、そして地に足をつけながらも星に想いを馳せることを愛するようになりました」と心のこもった言葉を亡き父に贈った。

スティーブンは、ゲーム機やiPadを見るたびに、父親の創意工夫がなければ、それらは決して存在しなかったかもしれないのだと思い起こされると話している。

「プレイステーションや携帯電話、あるいは小さな計算機からiPadまで、見るたびに『父と天才チームが始めたんだ』と思うものです」

バラエティ誌によると「人生をありがとう。お父さん、愛してます」と、子供たちらは父親の枕元で語ったという。

アーノルドのテクノロジーへの情熱は6歳で間に合わせの自分用の実験室を作った時からすでに始まっていたそうで、「父はラジオを通して友人を作り、それまで存在すら知らなかった人と話すようになりました」「見知らぬ人と繋がったりと、そうした人付き合いの良さは現実の生活でも同じで、スターバックスの隣席の人とよく仲良くなっていたものです」とスーはいう。

アーノルドは、ほかにも4人の継子、11人の孫、また8人のひ孫に恵まれた。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.