三浦春馬さんへの“不謹慎寄せ書き”批判に謝罪・釈明

2020/08/22 09:56 Written by Narinari.com編集部

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俳優の勝村政信(57歳)が8月22日、7月に急逝した俳優・三浦春馬さん(享年30)への寄せ書きのメッセージが不謹慎だと炎上した件について、所属事務所の公式サイトで謝罪と釈明の文章を公開した。

「勝村政信よりお詫び」と題した、約2,000字に及ぶ謝罪文では、まず、「私、勝村政信は、共演を通して三浦春馬さんと知り合い、長く親しくさせていただいておりました。時には弟のように感じ、時には、20歳以上の年齢差があるにも関わらず、彼の方が兄のように思えたことも多くありました」と、三浦さんとの関係性を説明。

そして、特に思い出深いという「2012年に共演した舞台『罪と罰』」について振り返りながら、「この度の訃報に際し、未だに驚きとか悲しみとかの具体的な実感が得られないほど、やり切れない不思議な感情を抱えています」とつづった。

今回、炎上した寄せ書きは、その「罪と罰」のメンバーが集まって、三浦さんを追悼する会を開いたときに書かれたもの。勝村は「集まれる『罪と罰』のメンバーが心のうちを語り合い、春馬君にも語りかける場をもったのが7月31日のことでした」と、会の趣旨を明かし、「皆様にお詫びしなければならないのが、多くの方々が自粛を心がけている時期に、10人近いメンバーが飲食を共にする集まりを行ってしまったことです。本来ならば、最年長の自分が自覚し注意すべきだったにも関わらず、全く考えが及ばなかった自分の非常識さに、今更ですが心から反省しております。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

また、追悼会の写真がSNSに投稿され、参加者が皆笑顔で集合写真を撮っていたことにも批判の声が上がっていたが、この点についても「皆様から多くお叱りをいただいているSNSに投稿された写真についても心よりお詫び申し上げます。私たちは、つい懐かしい稽古場での雰囲気のままに、明日もまた会えるかのような気持ちでカメラの向こうにいるに違いない春馬君にそれぞれが笑いかけていました。まだまだ衝撃や悲しさ、寂しさが癒えない方々の気持ちを思いやることもせず、ただただ春馬君に笑いかけていました」と釈明した。

さらに、不謹慎だと炎上した色紙については「文字を見て不快に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、説明のために、そのまま書かせてください。僕は春馬君から『カッチン、カッチン』とずっと呼ばれていました。今でも、『カッチン!』と呼ぶ彼の大きな声が聞こえてきます。それに対して、僕は彼のことを語呂合わせみたいに『デカチン』という愛称で呼んでいて、稽古場でもどこでも2人で『カッチン!』『デカチン!』と呼び合っていました。そのため、皆さんがSNSで目にした色紙にも、いつものように親しみを込めて彼の愛称を書き込んでしまいました。春馬君個人にあてた色紙でしたので、いつものように愛称を書き込み、周りの参加メンバーも何も違和感をもたなかったのだと思います。これは私の考えの浅さで、この色紙が多くの方々の目に触れる意識が全くなく、単に愛称を書いたという認識しかありませんでしたので、初めてご覧になった方が、その文字面に驚かれ、不快な思いをされたのは当然のことです。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

そして「多くの皆さんから、還暦も近い大の大人がやることか!人間性を疑う!というお叱りが事務所に届いたと聞いています。何の配慮もなく、自分が書いたものが皆さんの目に触れる可能性もあると、こういう仕事をしているにも関わらず、深く考えてもいなかった自分に対しての当然のお叱りと受け止めています。私自身、スマートフォンは使っていますが、Twitterやインスタグラムはやっていないため、投稿写真はお店の方が投稿したものです。でも、お店には全く責任はなく、投稿がどういう広がりや意味をもつのかきちんとした意識もなかった私が、お店からの問いかけにその場で了解を出してしまいました。それがどんな内容かの考えも全くなく、事務所への確認の必要性も思いつかず、了解を出していました。皆さんからの問合せを聞いて驚いた事務所からの確認の連絡にも全くピンと来ず、きちんと理解するまでに時間を要してしまいました。そのため、今までご説明もお詫びの気持ちもお伝えできなかったことに対しても、大変申し訳なく思っています。三浦春馬さんのファンの皆様、写真や書き込みを見て目を疑った皆様、その他の多くの方々が不快な思いを抱かれたことと、申し訳なさと恥ずかしさで一杯です。心よりお詫び申し上げます。また、三浦春馬さんのご家族の皆様も、大変不快な思いをされたことと存じます。ご家族にも心よりお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」と反省。

最後は「こういう私に対し、春馬君から『カッチン!何やってんですか!?』と怒られている気がしています。三浦春馬さん、本当に申し訳ありませんでした」との言葉で締めくくっている。

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