東京生まれのオスカー女優“ハリウッドの伝説”死去

2020/07/27 23:19 Written by Narinari.com編集部

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オリビア・デ・ハビランドが死去した。104歳だった。「風と共に去りぬ」への出演などで知られるオリビアは、7月25日、老衰によりパリの自宅で息を引き取ったという。

オリビアの元担当弁護士スゼル・M・スミス氏は、「昨夜、世界は国際的な宝を失い、私は親愛なる友人、そしてクライアントを失いました。彼女はパリで安らかに亡くなりました」と発表した。

オリビアは1916年に東京で生まれ、その後、家族と共にカリフォルニアへ住まいを移し、名声を手に入れた。1935年作「海賊ブラッド」などの作品への出演で、女優としての位置を確立したが、最も有名な作品は、メラニー役を演じた1939年作「風と共に去りぬ」となっている。

同作品で、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたほか、1946年作「遥かなる我が子」と1949年作「女相続人」で、アカデミー賞主演女優賞を2度受賞している。

オリビアの訃報を受けて、多くのファン達がソーシャルメディアに追悼コメントを投稿している。

ある者は、「安らかにお眠り下さい。オリビア・デ・ハビランド。真のハリウッドの伝説。私は『風と共に去りぬ』で彼女を知りましたが、私のお気に入りの彼女の演技は、『女相続人』です。(『風と共に去りぬ』で共演した)ヴィヴィアン・リーに関する本を執筆中、幸運にも彼女をインタビューする機会がありました。彼女は、紙の上ですら、とても丁重でした。104歳とは、なんという人生でしょう!」と綴り、またほかの者は「オリビア・デ・ハビランドなしでは、俳優達は、映画プロデューサー達のゲームの駒として搾取され続けていたでしょう。彼女は不利な契約を巡り、3年に渡り法廷でジャック・ワーナーと闘い、契約法を永遠に変えたのです」と故人のハリウッドにおける貢献を称えている。

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