「マトリックス」撮影監督、続編に不満

2020/07/19 10:04 Written by Narinari.com編集部

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「マトリックス」で撮影監督を務めたビル・ポープは、続編に不満があるようだ。

第1作を気に入っているというポープだが、前作ほどの評価を得られなかった2003年公開の続編「マトリックス リローデッド」と「マトリックス レボリューションズ」の製作時にはプレッシャーを感じていたという。

ロジャー・ディーキンスのポッドキャスト番組「チーム・ディーキンス」で、ポープはこう語っている。  

「第1作での経験は良かったけど、残りの2本は良くなかった。全く自由がなかったんだ。皆が注目しプレッシャーも凄かった」
「自分の心には、不満があった。別の方向で行くべきではと思っていた。抵抗や個人的な問題がかなりあったけど、正直に言う。あれは僕にとっても誰にとっても最高な出来事とは言えなかった」

「ベイビー・ドライバー」や「アリータ: バトル・エンジェル」など数々の作品に携わってきたポープは、ラナとリリー・ウォシャウスキー姉妹が故スタンリー・キューブリックの本を読み、出演者を疲弊させるのを良しとしたとして、「ウォシャウスキー姉妹は、スタンリー・キューブリックのこの本を読んだことがあって、『役者はすり減るまで自然な演技をしない』って言っていた。だから90カットしようって!スタンリー・キューブリックを掘り起こして、殺してやりたいよ」と怒りを露わにした。

最新作となる「マトリックス」シリーズ第4弾には参加しないというポープだが、ピーター・ジャクソン監督作「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのように厳しい撮影スケジュールが続編に影響したと感じているという。

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