マイケル・J・フォックス(59歳)が、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の有名なギターシーン撮影までの苦労を語った。1985年に公開された同大ヒット作品で、マーティ・マクフライ役を演じたマイケルは、ロバート・ゼメキス監督にギターが弾けると言ってしまったことから、チャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」を演奏するシーンへ向けて猛特訓することになったという。
マイケルはエンパイア誌のインタビューの中でこう振り返っている。
「僕が『ジョニー・B.グッド』のシーンを撮影した時、弾き方を教えてくれた素晴らしいギターの先生がいたんだよ」
「ロバート(ゼメキス)に『このシーンをやる時、僕がギターを弾くから指の動きに音楽を合わせて欲しい。手の映像はいつカットしてもらっても構わない』って話していた」
「とは言ったけど、僕は上手くできるよう自分にプレッシャーをかけたよ。だからポール・ハンソンっていうギターの先生をつけたんだ」
そしてマイケルは、お気に入りのギタリスト達の動きを練習してそのシーンに備えたという。
「4週間この曲を練習すると同時に、マドンナの振付師からも指導を受けていた」
「『僕はアヒルのように踊る。ダンスが下手なんだ。でも、僕のお気に入りのギタリスト達の特徴や身体の動き、奇癖を合わせた動きをしたい。ピート・タウンゼンドの(風車のように右腕を大きく回しながら弾く)ウィンドミル、ジミ・ヘンドリックスの背中で弾く方法、チャック・ベリーのダックウォークをね』って言ったんだ」
「それを全て入れて、彼が上手く流れるようにしてくれた。疲れているとかプレッシャーを感じているとか考えない瞬間だったよ。ただトライしてみて、それを楽しむのさ」