米女優、自身の出演作は“白人視点”と他作品薦める

2020/06/11 22:15 Written by ナリナリ編集部

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米女優のブライス・ダラス・ハワード(39歳)が、自身が出演した「ヘルプ 心がつなぐストーリー」は、“白人の視点”で描かれていることから、他の作品を見た方が良いと呼び掛けている。

アフリカ系アメリカ人公民権運動を背景とした同2011年作は、現在世界中で人種差別抗議運動「ブラック・ライヴズ・マター」のデモが行われていることから、今ではネットフリックスで最も視聴されている作品の一つとなっている。

同作品は、1960年代のアメリカ南部ミシシッピを舞台に、エマ・ストーン演じる作家志望のスキーターが、地元で黒人メイドが経験している人種差別行為を綴った本を執筆していく姿が描かれており、その中でブライスは人種差別者の上流階級の女性ヒリーを演じた。

しかし同作品は公開当時、白人作家キャスリン・ストケットの作品を原作に、白人男性テイト・テイラーがメガホンを執っていたことから“白人の視点”で描かれているとして非難を受けており、ブライスは、人種差別について学ぶのであれば、他の作品を観た方が良いとしてフェイスブックにこう綴っている。

「『ヘルプ』は、白人キャラクターの視点を通して描かれたフィクションで、大部分は白人により語られている。私達はもっと探求出来る」
「様々なストーリーは、根本的な共感への入り口となり、最も優れたものは、行動の誘因となる。公民権運動、リンチ、人種隔離、(人種差別政策を含む米南部州法であった)ジム・クロウ法など、本日の私達に影響をもたらしているこれらのことを学ぶ方法を探しているなら、黒人の暮らし、ストーリー、クリエイターやパフォーマーたちを中心としたパワフルで重要、そして巧みに作られた映画や番組が一握りある」

そしてブライスは、スパイク・リー監督作「マルコムX」などを含む映画やテレビ番組のリストを同時に掲載している。

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