小芝風花“妖怪モノ”で民放連ドラ初主演

2020/06/10 05:29 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


女優の小芝風花(23歳)が、7月スタートの連続ドラマ「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系/土曜23時枠)で、民放連ドラ初主演を務めることがわかった。

「トクサツガガガ」(NHK)や「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)、「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)など、出演作でメキメキと評価を高め、コメディエンヌの次世代ホープと絶賛される小芝。

本作で小芝が演じるのは、人に嫌われることを恐れ、言いたいことも言えず、空気ばかり読んで生きてきた女の子・目黒澪(めぐろみお)役。やりたいこともなく、とりあえず就職し、いずれは無難に社内恋愛、結婚、出産と考えていたのに、恋した相手は、究極のダメ男。この男が原因でお金に仕事に住まいまで奪われボロボロのどん底に陥った澪がたどり着いた先は、妖怪たちが生活するシェアハウスだった。やがて澪が直面するトラブルや面倒な相手を、超がつくほどおせっかいな妖怪たちがしゃしゃり出て、「やり過ぎ」なほどの過激なやり方でやっつけていくことに――というホラーコメディだ。

また、本作を語る上で外せない、妖怪たちの存在。実は妖怪たちが現代に生きていて、都内でルームシェアをしているという奇想天外な設定もさることながら、誰もが一度は聞いたことがある伝説の妖怪たちが続々と登場する点も本作の特長だ。

「恨めしや〜」で知られる四谷怪談のお岩さんや、鬼の大将の酒呑童子、座敷童子、ぬらりひょんらが、やや過激なやり方で、何かとひどい目にあいがちな澪の窮地を同居人のよしみで救っていく。澪と同居する4人の妖怪のほか、2話では「皿屋敷」のお菊が、4話では今話題のアマビエが、6話ではギャルメイクの山姥が登場。たまにシェアハウスを訪れる「ゲスト妖怪」も登場する。

ドラマでは毎回、妖怪たちの身の上話として彼らにまつわる「昔話」を紹介。聞いたことのある伝承や古典の陰で、本当は妖怪たちはどんな気持ちだったのかが語られる。そして物語中盤では、妖怪たちと共に過ごす澪が、自分でも気づかないうちに妖怪化していくという。

脚本を手掛けるのは、「ケイゾク」(1999)や「SPEC」シリーズ、「民王」(2015)を手掛けてきた西荻弓絵、「世にも奇妙な物語」(2007ほか)シリーズで知られるブラジリィー・アン・山田ほか。

また監督は、「怪談新耳袋」シリーズや「怪奇大家族」(2004)、「ケータイ刑事」シリーズの豊島圭介、「民王」、「おっさんずラブ」(2018)を手掛けた山本大輔が担当する。


☆小芝風花 コメント

今回の作品は、これまで聞いたことがないような題材だったので、「新しい!」と思いました。もともと、妖怪ものやファンタジー要素がある作品などを見るのが好きだったので、「妖怪シェアハウス」への出演が決まり、しかも妖怪たちとルームシェアできるなんて、すごく楽しみです!

私が演じる澪ちゃんは、人に嫌われたくなくて、言いたいことも言えず、騙されてしまったり、いいように人に使われてしまうのですが、私もどちらかというと、人に嫌われたくないと思ったり、言いたくても「今言うと空気が悪くなってしまうな」と考えて言えなかったりすることがあるので、似ていると感じる部分があります。そんな澪ちゃんを、妖怪たちは人間と深く関わることが禁止されているはずなのに、それでも助けてしまう、それは澪ちゃんが持つ真っすぐさや純粋さからだと思うんですね。なので、そこは見ている方々が、「もう仕方ないな、澪は」と、助けたくなるような、応援してあげたくなるような人物を演じられたらいいなと思っています。

今作ではたくさんの妖怪と関わっていくのですが、妖怪は「ゲゲゲの鬼太郎」などを見ていたこともあり、個性豊かで愉快なイメージで、怖いというよりは「面白そう!」とわくわくします。なかには怖い妖怪もいると思うのですが、特に今作で登場する妖怪たちは一人ひとり個性を持ちつつも、現代社会に溶け込んでいて人間味があり、とても親しみやすさを感じます。ただ、ビジュアルのインパクトはすごいと思うので、もし実際に一緒に生活をしたら、最初は澪みたいに怖がってしまうかもしれません(笑)。今作の妖怪の方々のビジュアルもかなりすごいんです!

そんな出演者の妖怪化した姿をはじめ、妖怪たちの自由さや奔放さ、それぞれの個性がとても素敵に輝いている作品です。世の中には、自分の意見を真っすぐ言える強さを持った人ばかりではなく、ちょっと我慢してしまったり、周りの目を気にして何も言えなかったりする人もいらっしゃると思うんですね。なので、このホラーコメディ作品を通して、ちょっと生きづらいと感じていたり、なかなか自分の思うようにできていないと悩む人たちに、笑っていただきながら勇気づけられたり、背中を押してくれる作品になるよう、頑張りたいと思います。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.