ハリウッドでは、俳優同士の密接を避けるため、“濡れ場”にCGを使うことを考えているという。新型コロナウイルスの影響で3月から製作が中断されている映画業界だが、撮影再開へ向けて、撮影セットでソーシャルディスタンスを守るための指針が発表された。
ザ・サン紙によると、映画編集者協会が発行した22ページにわたるこの指針書には、密接シーンは「書き直すか、放棄、またCGを使う」べきだと書かれている。また、俳優たちに正しい手洗いの方法を教えること、オーディションはガラス越しで行うことなどが示されている。
さらに、セットにいる全員に対する日毎のコロナウイルス検査実施、各現場における「コロナウイルス順守係」設置、撮影スタッフ全員によるマスクとフェイスシールドの着用を指導。テレビにおいては、スタジオに観客を入れないままの撮影を勧めている。
一方で、トム・クルーズと「ミッション:インポッシブル」第7弾の製作側は、コロナ対策を万全にした“撮影村”を作り、出来るだけ早い撮影再開を目指していることが最近報じられれた。
製作側は、イングランド東部オックスフォードシャーにある元英空軍基地の敷地にロケ現場を建設する予定で、トムなど出演スターには豪華なトレーラーハウスが用意されるという。