新型コロナウイルスの影響により臨時休館中のすみだ水族館が、“緊急”の要請をしている。同館の水槽で暮らすチンアナゴが、人間のことを忘れ始めているという。
同水族館が発信しているメッセージは次の通り。
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前代未聞の長期休館により、
いま、すみだ水族館に未曾有の事態が起きています。
実は、飼育スタッフ以外と出会うことのなくなった
すみだ水族館のいきものたちが
人間のことを、ちょっと、忘れはじめているのです。
チンアナゴに至っては、
飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまう始末……。
だから緊急のお願いです。
ご自宅から、うちのチンアナゴたちにあなたの顔を見せてあげてくれませんか?
なんせはじめての事態です。これがうまくいくかどうかも未知数ですが、
いまできることを、やってみたいと思いました。
ぜひ皆さま、ご協力ください!!
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そんな緊急事態のため、同館は急遽「チンアナゴ顔見せ祭り!#お願い人間のこと思い出して」の開催を決定。チンアナゴの水槽前にタブレットを設置(5台)、“STAY HOME”している人たちとiPhoneなどのFaceTimeアプリ(ビデオ通話)で繋ぐことで、チンアナゴに顔を見せてあげながら、手を振ったり呼びかけたりするという試みだ。
同館は「もしチンアナゴたちが1mmも顔を出さなかったらごめんなさい!」「あと、諸々いろんなことがうまくいかない場合も許してください!」とコメント。この試みが成功するかどうかは未知数だが、果たしてチンアナゴたちはうまく顔を見せてくれるだろうか。
「チンアナゴ顔見せ祭り」は、5月3日(日)10時半〜14時、5月4日(月)10時半〜14時、5月5日(火)10時半〜14時に実施予定。詳細はすみだ水族館の公式サイトを参照。