吉野家1号店の“特殊注文”、メニュー表にない注文方法

2020/01/07 23:09 Written by Narinari.com編集部

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吉野家は1月8日から、1号店の築地店限定で提供していた「ねぎだく牛丼」の全国販売を開始する。「ねぎだく」は、2018年10月6日に92年間の営業に幕を閉じた1号店の築地店にあった“特殊注文”のひとつだが、ほかにはどのような“特殊注文”があったのだろうか。

☆吉野家 築地店(閉店)の特殊注文例

◎つゆだく(牛丼のたれの量を増やす)※全国の吉野家で対応
◎つゆぬき(牛丼のたれの量を減らす)※全国の吉野家で対応
◎アタマの大盛(牛丼大盛のご飯少なめ)※2013年より定番商品
◎ねぎだく(玉ねぎを多めに盛る)※「ねぎだく牛丼」として復活
◎ねぎぬき(牛丼の具材から玉ねぎを抜く)※全国の吉野家で対応
◎あつしろ(通常よりさらに熱々のご飯で牛丼提供)※対応店舗なし
◎つめしろ(冷ましたご飯で牛丼を提供)※対応店舗なし
◎肉した(ご飯の下に牛肉を盛り付ける)※対応店舗なし
◎とろだく(脂身の多い牛肉を盛り付ける)※対応店舗なし

築地店は魚市場で働く食のプロが常連客であることが多く、常連客は自分好みの牛丼を食べようと通好みする特殊注文を生み出し、店舗もそれらの注文に応じた牛丼を提供していた。“特殊注文”には「つゆだく」や「つゆぬき」「ねぎだく」「アタマの大盛」「あつしろ」「つめしろ」「肉した」「とろだく」などがあり、メニュー表などには記載していなかったが、次第に支持されるように。いつしか「つゆだく」は吉野家の裏メニューとして定着し、「ねぎだく」は築地店では肉の量はそのままに玉ねぎの分量を追加していたのに対し、他の店舗では牛肉と玉ねぎの配分を変更した「ねぎだく」(※こちらはサービス終了へ)として定着していった。

一方、築地店は築地市場が豊洲へ移転することに伴い、2018年10月6日に営業を終了。以降、築地店独自の「ねぎだく」をはじめ数々の特殊注文は幻の存在となっていったが、通好みの特殊注文を惜しむ声が多くあり、このたび、築地店独自の「ねぎだく」同様、肉の量はそのままで玉ねぎを増量した「ねぎだく牛丼」を販売開始する運びとなった。

築地店の「ねぎだく」が復活するのは営業終了から1年3か月ぶり、築地店の特殊注文を定番商品として全国店舗で販売開始するのは「アタマの大盛」(2013年10月から全国店舗で提供開始)以来となる。

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