「いだてん」最終回の“珍しいキャスティング”秘話

2019/12/18 01:19 Written by Narinari.com編集部

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タレントのカンニング竹山(48歳)が、12月16日に放送されたニュース番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に出演。大河ドラマ「いだてん」(NHK)最終回出演の“秘話”を語った。

同番組のMCを務める竹山はこの日、「いだてん」最終回に出演した際のエピソードを披露。「なかなか珍しいキャスティングで」と前置きし、「国立競技場の横に何十年も続く“水明亭”というちゃんぽん屋さんがあったんです。そこに僕、通ってまして。そこの女将さん、もうおばあちゃんなんだけど仲良くなって。よく話したりとか、神宮球場にも店を持ってるので、球場に遊びに行った時にビールもらったりしてたんですよ」と、水明亭というお店との関係を告白。

そして「今から2年前ぐらい、店でちゃんぽん食べてたら、女将さんが『竹山くん、NHKが来たのよ』って言うから、『なに、また特集組むの?』って言ってたら、『違うのよ、大河にうち出るかもしれないのよ!』って。『なんで水明亭出るの?』って言ったら、『1964年のオリンピックに関係があるみたいで、ここを使うかもしれないって取材にきたのよ』って。親父さんは亡くなってましたから、僕も親父さんに会ったことはないんだけど、親父さんと女将さんが建てた店で。『そしたら俺、親父さん役で使ってよ』って言ったら、『私に言っても分からないけど、私は竹山くんにやってほしいのよ』って。『じゃあ女将さんNHKに言っといてよ』なんてことを言ってたんです。それを面白おかしくラジオとかで喋ってたら、クドカンさん(宮藤官九郎さん)がそれを聞いて。それで水明亭のシーンを竹山くんが出てくれるなら作ろう!って」と、出演に至るまでの裏話を語った。

さらに、竹山は「そしてまた……これはちょっと自分でも泣いちゃったんですけど」と続けると、「1か月前ぐらいになるんですけど、僕がその役をやることを水明亭の方が聞いたみたいで、お孫さんから手紙がきて。お孫さんは2歳ぐらいでおじいちゃん亡くなってるわけですよ。だから『初めて私の祖父を見ます』って書いてあって。『いだてんの竹山さんが演じた水明亭によって、私は初めて祖父を見ます』って書いてあって、それが手紙を読んでたまらなかったですよね…」と、お孫さんとのエピソードも明かした。

そして、人気はあったものの視聴率が奮わないと言われていた「いだてん」について、「視聴率が悪いって言われてるけど、最終回の台本もらった時に読んでまず思ったのは、『この本、読みものとして面白い!』と思ったんです。クドカンさんが書いてるし、めちゃくちゃページが進むんですよ」と、脚本の面白さを熱く語り、さらに「正直なこと言うと、『いだてん』に出してもらってあれですけど、ほぼストーリー知らないけど最終回を見て大泣きしちゃった」と話し、スタジオの笑いを誘った。

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