U2が2年ぶりシングルリリース

2019/11/26 13:50 Written by Narinari.com編集部

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U2が、およそ2年振りとなるシングル「アヒンサー」をリリースした。インドの作曲家で、ザ・プッシーキャット・ドールズによる2009年のシングル「ジャイ・ホー!(ユー・アー・マイ・デスティニー)」のプロデュースでも知られるA.R.ラフマーンが参加している。

ちなみに同バンドは、12月15日に「ヨシュア・トゥリー」ツアーの一環で、ムンバイにて初のインド公演を開催予定だ。

U2にとって2017年のアルバム「ソングス・オブ・エクスペリエンス」以来の新曲となる同曲の詞は、タイトルの意味でもある非暴力を訴え、代わりに愛を分け与える内容となっており、ラフマーンはローリングストーン誌にこう語っている。

「アヒンサー、非暴力の思想は、インドの、南アジアの、仏教の思想です。我々は時に、人々に対し愛、アヒンサーを思い出させる必要があるのです」
「非暴力には勇気がいります。力がいります」
「それは弱さではなく、威厳よりも強い力であり、それを超えたものであります。存在しない何か、精神に宿る何かを信じるということです」

一方、ムンバイでの初インド公演について、以前、メンバーのジ・エッジはこう話していた。

「僕にとって最も楽しみなことは、インドにいるファンと実際に会い、その姿を見ることだ。それにこの素晴らしい亜大陸を初めて訪れることもね」
「限られた時間の中で多くのことが出来ない苛立ちを感じることになるだろうけど、一歩足を踏み入れるチャンスがあるだけでも、うずうずしちゃうよ」

しかしフロントマンのボノは、これまで同国を訪れる時間を取っていなかったことから、他の国同様の反応を受けることは期待していないと続けている。

「長年僕らはU2ファンからの反応にあまやかされてきた」
「747機の離陸時みたいな大きさの声援の中、立ち去ることに慣れてきている」
「ニューヨークでもボストンでも、アメリカ全土に渡ってクラブでプレイしたり、100人や200人の観衆にプレイしたりしてきたことでその評価を得られるようになったわけだ」
「でもインドではそれをやって来ていないわけだから、同じレベルの声援をもらえる権利はないよ」
「時間をとってこなかったんだから。でも今回行くことになったからには、僕らに興味を持ってくれる人たちが来てよかったと思えるステージを見せるよう努力するよ」

1987年発表の「ヨシュア・トゥリー」30周年を記念して2017年からスタートしたこのツアーは今後、オーストラリアのパース公演の後、シンガポール、東京、ソウル、マニラを経てムンバイへと渡る。


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