NEXCO東日本（東日本高速道路）は8月28日、「高齢ドライバーによる高速道路での逆走」を他人ごとにせず、「自分の家族にも起こりうること」だという意識を持つことを呼びかける「家族みんなで 無くそう逆走」プロジェクトを、令和元年も引き続き実施すると発表した。

平成30年、全国の高速道路で発生した逆走は200件（平成29年は207件）で、発生件数は減少しているものの、ほぼ横ばいの傾向。また、逆走事案のうち、64％が65歳以上のドライバーによるもの（平成28〜30年）となっている。こうした状況を踏まえ、NEXCO東日本は今年2月、本当の家族である「雨宮家」が出演したロードムービー「父と母の卒業旅行〜The Last Long Drive〜」を公開。これまで約80万回再生されている。

そしてこのたび、「家族みんなで 無くそう逆走」プロジェクトの継続実施を発表すると共に、9月1日より、「父と母の卒業旅行〜The Last Long Drive〜」のラジオCMをスタート。同CMには、高齢ドライバーの安全運転や高速道路の逆走事故に関して、家族で考え、自分ごととして捉えてもらうきっかけを作りたいとの想いが込められている。

また、高齢ドライバーの高速道路での逆走防止を考える活動の一環として、今秋より、高齢化する社会の問題解決に取り組んでいる企業とWEB対談をスタート。NEXCO東日本の担当者が、問題解決に取り組む企業の担当者にアイディアや研究成果を聞くWEB対談を予定しているという。