乱射事件受け新作映画公開中止、トランプ大統領も問題視

2019/08/13 00:03 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ユニバーサルが、新作「ザ・ハント」の公開見送りを決定した。

エマ・ロバーツ、ヒラリー・スワンク、ベティ・ギルピン、ジャスティン・ハートリーらが出演する新作スリラーでは、共和党支持者が毎日連れ去られ、裕福なリベラル派による“狩り”の対象にされるというストーリーが描かれているが、先日、テキサス州とオハイオ州で起きた銃乱射事件を受け、スタジオ側が来月に予定されていた公開をキャンセルした。

ユニバーサル・ピクチャーズの広報はこう発表している。

「ユニバーサル・ピクチャーズはすでに『ザ・ハント』の広告活動を保留にしていましたが、熟考の末、公開を中止することに決定しました」
「弊社は映画製作者を支持し、今回の皮肉が込められたスリラー作に参加した人々のような、大胆で明確なビジョンを持つクリエイターたちと提携した映画をこれからも配給していくつもりです。しかしこの映画を公開するタイミングではないと捉えています」

この映画に対しては、先日、ドナルド・トランプ大統領からも問題視する声が挙げられていた。

トランプ大統領は同作の名指しこそしなかったものの、ツイッターにこう投稿していた。

「ハリウッドのリベラル派は莫大な怒りと嫌悪を抱く最高レベルの人種差別主義者だ。自分たちのことを『エリート』と呼んでいるが、決してエリートなどではない。実際のところ、それに反対する人が本当のエリートであることが多い。間もなく公開される映画は、大混乱に火をつけ、元凶となるものだ。彼らは自分たちで暴力を作り上げておいて、他人のせいにしようとする。彼らこそが本当の人種差別主義者であり、我が国にとって最悪なものだ」

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.