ディープインパクトが急逝、頸椎骨折で安楽死

2019/07/30 12:21 Written by Narinari.com編集部

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クラシック三冠(2005年)、世界ランキング1位(2006年)、種牡馬としてリーディングサイヤー(2012〜2018年)に輝くなど、日本の競馬史上に燦然と輝く偉業、記録を残したディープインパクトが、7月30日に急逝した。社台スタリオンステーションが発表した。

公式サイトに掲載された「ディープインパクト号 急逝のお知らせ」の全文は次の通り。

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弊社にて繋養しておりましたディープインパクト号ですが、かねてより治療しておりました頸部の手術を7月28日に受けました。手術は無事に終了して術後の経過も安定しておりましたが、翌29日の午前中に突然起立不能になったため懸命の治療を試みました。20日の早朝にレントゲン検査を行ったところ頸椎に骨折が見つかり、回復の見込みが立たないことから安楽死の処置が取られました。突然の出来事で誠に痛恨の極みではございますが、謹んでお知らせいたします。

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ディープインパクトの競走成績は14戦12勝、2着1回、収得賞金は14億5455万1000円。3歳時にJRA賞年度代表馬、JRA賞最優秀3歳牡馬、4歳時にJRA賞年度代表馬、JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞。

2007年より種牡馬入りし、特に2018年はサクソンウォリアーが英2000ギニーを、ワグネリアンが日本ダービーを、スタディオブマンが仏ダービーを制し、世界3か国でクラシック制覇の偉業を達成。さらにフィエールマンが菊花賞を優勝した。

主な産駒はジェンティルドンナ(牝/19戦10勝/ジャパンカップ2回、有馬記念、オークス、桜花賞、秋華賞、ドバイ シーマ クラシックほか)、ヴィブロス(牝/17戦4勝/秋華賞、ドバイ ターフほか)、リアルスティール(牡/17戦4勝/ドバイ ターフほか)、サトノダイヤモンド(牡/16戦8勝/菊花賞、有馬記念ほか)、ショウナンパンド(牝/18戦5勝/ジャパンカップ、秋華賞ほか)、ミッキーアイル(牡/20戦8勝/マイルチャンピオンシップ、NHKマイルカップほか)、キズナ(牡/14戦7勝/日本ダービーほか)など活躍馬多数。

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