TOKIOの国分太一（44歳）が、7月10日に放送された情報番組「ビビット」（TBS系）に出演。ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川さん（享年87）の訃報を伝える中で、涙をこらえきれず号泣した。

番組冒頭、ジャニーさんの訃報を伝えるVTRが流れたあと、国分は「おはようございますこの顔一番ジャニーさん嫌がってると思うんですけども、やっぱり長かったんですよね。残念です。お伝えしてるように、ジャニーズ事務所代表取締役・ジャニー喜多川が昨日亡くなりました。87歳でした。気持ちの整理がつかないまま、番組の時間が来てしまいました。本当にこれ泣いてる姿を見てジャニーさんは相当怒ると思う。こんなつもりじゃなかったんですけども、すいませんジャニーさん」とコメント。

ジャニーさんとの出会いは「自分が13歳の頃で、振り返ると31年経ちました。その31年の間で、ジャニーさんにはエンターテインメントの素晴らしさ、そしてこの仕事の魅力、難しさ、たくさんのことを教えてもらいました。この番組を始める時も非常に迷いました。でも、僕の心の中にはジャニーさんがずっと言っていた『ユー、やっちゃいなよ』っていう言葉が……ずっと胸の中にあります。これはいろんなことにチャレンジしているジャニーズ事務所の所属タレント全員が持っている言葉です。『ユー、やっちゃいなよ』という言葉で新たな挑戦、チャレンジをできるようになったんだと、僕はそう思っています。本当に感謝しかありません。ジャニーさん、本当にありがとうございました」と語った。

訃報を知ったのは「昨日の午後20時過ぎでしたかね。電話がありまして、亡くなりましたという話を聞きました」とのこと。「この3週間、本当に奇跡が起こるんじゃないかとか、回復することしか考えていなかったので、受け止めるまで相当時間がありましたね」「（病室で）ジャニーさんの顔を見た時は全然涙出なかったんですけどね。こうやってVTRで振り返るとジャニーさんのすごさも改めて感じることができて」と、自身の涙についても触れた。

また、訃報を聞いて駆けつけた病院での様子にも言及。「（病室には）集まれる人間は全員集まったとおもいます。マッチさんがいるところに、なんとなくですけどね。みんな集まっていて。マッチさんの言葉を待つわけでもなく、なんかそこにいたいという空気の中、思い出話をしたりとか、やっぱりあの人すごい人だったねとか、ジャニーさんの持つ魅力は何だったんだろうね、っていう話を。尽きなかったですね、きのうは。でもまあ、泣いてるメンバーもいましたけども、結構みんな、なんともいえない空気を受け止めながら、そこで思い出話を語っていたような感じですね」。

そして、入院からの3週間、病室では「ジャニーさんが育ててくれた新旧、歴代のグループの曲がかかってたんですよ。それが1回、プレイリストで11時間流れるように作られてたんですね。ジャニーさんはそれを毎日2回聞くことになるんですよね、それを3週間続けたということで、相当飽きたでしょうね（笑）」と語り、重い空気に包まれるスタジオに笑顔をもたらす一幕もあった。