“ゴシップ禁止条例”がある町「生活の質向上のため」

2019/05/07 13:09 Written by Narinari.com編集部

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ウソや根拠のない噂などを禁止した“ゴシップ禁止条例”が施行され、注目を集めている町があるという。

英紙ガーディアンなどによると、フィリピンのビナロナンという町では、金銭関係や異性関係の噂と、それにまつわるトラブルが絶えず、たびたび公的機関が介入していたそう。

そのためビナロナン市の市長が“ゴシップ禁止条例”を制定。違反者には400円程度の罰金と3時間の社会奉仕活動、繰り返されるようであれば2000円程度の罰金と8時間の社会奉仕活動が課されるというもので、施行後、さっそく紛争を減らすことに成功したそうだ。

市長は「ゴシップを禁止することは、私たちの生活の質を向上させるため。この条例は言論の自由や表現の自由を侵害するものではなく、中傷などからの保護を目的とするものです」と語った。

ネットでは「抑止力としてはいいのでは?」「ディストピアの始まり」「人間の本質は法律では縛れないと思う」「自分の国にもこの条例が欲しい」といった声が上がっている。

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