福田雄一監督、洋画の日本語吹替を監修・演出

2019/03/20 02:26 Written by Narinari.com編集部

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映画実写版「銀魂」シリーズやテレビドラマ「今日から俺は!!」など、手がける作品が次々と話題を呼ぶ福田雄一監督が、洋画の日本語吹替を監修・演出した。その双方を日本の映画監督が担当するのは史上初の試みだ。

福田監督が日本語吹替の監修・演出を担当したのは、アメコミ史上初の“悪ガキ”ヒーローを描いた映画「シャザム!」(4月19日全国公開/配給:ワーナー・ブラザース映画)。主人公はイマドキの悪ガキ、ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)。ある日、彼はナゾすぎる魔術師から「選ばれし者よ…」というようなことを言われ、スーパーパワーをゲット、悪ガキ仲間のフレディ(ジャック・ディラン・グレイザー)と一緒に、スーパーマンにも負けない怪力をアチコチで試す、稲妻パワーをスマホの充電にムダづかいするなど、悪ノリが止まらなくなってしまう。

そんなスーパーパワーをムダづかいするビリーの前に、これまたナゾすぎる科学者Dr.シヴァナが現れ、せっかく手に入れた魔法のチカラを狙われることに……。さらには“7つの大罪”というキモ強そうなクリーチャーたちがゾロゾロ召喚され、相棒のフレディもさらわれ……と、そこからビリーらしく本格アクションを繰り広げ、激ヤバな敵を倒し……というストーリーが展開する。

福田監督が大のアメコミ好きであることから、今回の史上初の試みが実現。配給のワーナー・ブラザース映画は「『シャザム!』はDCユニバース初のコメディということで、映画実写版『銀魂』シリーズ、昨年放送のテレビドラマ『今日から俺は!!』、舞台と今、コメディジャンルのクリエイターとしては間違いなくトップランナーの福田雄一監督へ吹替版監修&演出の依頼を昨年の10月に打診、監督に作品をご覧頂き、正式に快諾頂きました。福田監督自身が大のアメコミファンなのでアメコミ愛を注ぎ込んで、ファンの方々にも楽しんで頂ける作品を作って頂けると確信しました。福田監督からは、声優陣のアイデアを頂き、吹替版“アベンジャーズ”?!的に史上最大級に豪華なキャストを揃えることができました。吹替版をご覧になって『くだらねぇ〜』って言って頂くことが最高の褒め言葉かと思っております(笑)。吹替版、字幕版で違う楽しみ方ができるはずなので、是非、両バージョンともにご期待頂けたらと思っております」と、福田監督起用の理由を明かしている。

また、福田監督は「猛烈なアメコミファンで、アメリカンギャグコメディが大好物!なところに!ワーナーさんから、こんなお話頂いたらやらないわけにはいきません!そして、この!弱い者が強く変身して活躍するという王道がたまらない!しかも今回、子供ですからね!子供!その変身の振れ幅がガチ大きいわけです!興行的にも強敵ひしめくゴールデンウィーク!笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ!」とコメント。アメコミへの愛とリスペクトを寄せる。福田監督と言えば、ムロツヨシや佐藤二朗といった“常連”を多くの作品に起用し、どんな作品でも“福田監督らしい”世界観を作り出して日本中に笑いを届けてきた人物。果たして、史上初の日本語吹替の監修・演出で、どのような声優陣が集結するのか、大きな注目が集まりそうだ。  

今回の発表にあわせて、ワーナー・ブラザース公式YouTubeチャンネル上で公開となった90秒の映像では、アニメ「銀魂」や「涼宮ハルヒの憂鬱」など多くの人気作品で声優を務める杉田智和がナレーションを担当。ただ、本作に杉田が出演するかどうかはまだ明らかになっていない。続報が気になるところだ。

映画「シャザム!」は4月19日、全国公開。

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