NEXCO東日本は、WEB限定ロードムービー「父と母の卒業旅行 〜The Last Long Drive〜」を公開した。この動画は、高齢ドライバーによる車の運転や高速道路の逆走防止を、家族で話し合うことの大切さを理解してもらおうと制作したもので、ナレーションはフリーアナウンサー・新井恵理那が担当している。

「父と母の卒業旅行 〜The Last Long Drive〜」の主人公は、“免許返納”を迷っている運転歴48年のドライバー・雨宮旭さん（78歳）。“免許返納”を渋る旭さんへ、息子と娘は、妻の椿さん（73歳）との“運転卒業”ドライブに行くことを提案し、旭さんと椿さんが自宅から思い出の地を巡るロードムービーがスタートする。

本当の家族である雨宮家の皆さんが出演する動画は、高齢ドライバーがいる家族はもちろんのこと、すべての人が家族の暖かさや思いやりを感じられる、ハートウォームな内容。泣かないように気合いを入れてナレーションに臨んだという新井は「すごく暖かい気持ちになって……感動しました」と、動画を見た感想を語る。

また、高齢になりつつある自身の父の運転については「そういうこと、そろそろ考えなくちゃいけないのですよね。具体的に何歳というよりも、娘である私が見てあげなきゃいけないなと感じます」とコメント。

いまのところ、父の運転で心配なところはないというが、「もう60代に近づいているので運動機能も低下していくとは思います。本人は運転が好きで大丈夫だと思っているので周りが協力して（運転卒業を）勧めないといけないなとは思います」と語った。

そんな父とは、「祖母も一緒に弓ヶ浜に行ったり、桜の時期に富士山の近くに出かけたり。本当にドライブに良く行きました」と、車に関する思い出がたくさんあるそう。車が好きな父がすんなり“免許返納”すると思うか、との質問には「父はすんなりとは返さないと思うので、“おめでとう！”で返納につなげてあげたいです」と回答した。