ポール・キングが、監督予定だった実写版「ピノキオ」から降板したそうだ。トム・ハンクスが主人公を製作する木工職人ゼペットじいさんを演じる同作だが、キングは昨年のクリスマスには、すでに本作から離れていたという。
撮影監督のシェイマス・マクガーヴェイは、ディスカッシング・フィルムにこう話している。
「秘密でもないかもしれませんが、この映画はクリスマスホリデーの間、中断されています」
「実は、監督が家族のことで映画から降板したんです」
「ディズニーは新しい監督を探そうとしていますが、トム・ハンクスらがなんとかしようと試みているという話を聞いています」
「パディントン」シリーズで知られるキングは、2017年に前任のサム・メンデスがプロジェクトから離脱したことを受け、この大役を引き継いでいた。
1940年公開のアニメ版「ピノキオ」は、1937年作「白雪姫」に続くディズニーの長編アニメーションの第2作にあたり、操り人形のピノキオがブルー・フェアリーによって命を与えられ、本当の子供になれるチャンスを胸に、勇気や正直さ、優しさを証明する物話だ。アニメ版ではジミニー・クリケットがピノキオの良心として登場しているほか、人形一座に売られたり、ロバに変身したり、クジラに飲み込まれるなどピノキオの冒険を描いている。
また製作会社デプス・オブ・フィールドのクリス・ワイツとアンドリュー・ミラノが製作を担当する。
一方で、ネットフリックスでは、ギレルモ・デル・トロが脚本と監督を担当するストップモーション・アニメ・ミュージカル映画「ピノキオ」の企画が進行している。