「レナードの朝」「ビッグ」の女性監督死去

2018/12/20 04:45 Written by ナリナリ編集部

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「レナードの朝」や「ビッグ」などで知られる映画監督のペニー・マーシャルが亡くなった。75歳だった。同じく映画監督のゲイリー・マーシャルの妹でもあるペニーが、糖尿病合併症で息を引き取ったことを、彼女の代理人が18日に発表した。

ペニーは、1976年から83年まで8シーズンにわたって、ゲイリーが制作する「ハッピー・デイズ」のスピンオフ「ラバーン&シャーリー」でラバーン役を務め女優として活躍した。またペニーは1986年にハワード・ジーフの代役として「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の監督を務めたことを皮切りに、1988年にはトム・ハンクス主演作「ビッグ」で1億ドル(約112億円)を超える成功を収めた。さらに1992年作「プリティ・リーグ」では再びトムとタッグを組み、またも興行収入1億ドルの壁を突破していた。

そんなペニーは生前、2016年7月に81歳で亡くなった兄ゲイリーについて、「ラバーン&シャーリー」で自身を起用してくれたことについて感謝の言葉を述べていた。

「兄は私に人生を与えてくれました。そんな兄弟を持っている人は、それほど多くいません。そのことについて私は感謝し、彼の名声を傷つけないように努めてきました」

また2012年にペニーは、ゲイリーから演劇の授業を受けるように勧められ、彼女の女優としてのキャリアを止めようとする家族の話に耳を貸さないようにアドバイスを受けたことを明かしていた。

「彼は素晴らしい人でした。彼無しでは、私のキャリアはなかったことでしょう。彼は私を昼食に誘い、演劇の授業を受けるように助言してくれました。私が『お母さんは私の名前を変えて欲しいと思っている』と言うと、彼は『どうしてさ?』と聞くので『家族に恥をかかすような真似を私にして欲しくないと思っているから』って答えたわ。すると彼は『耳を傾けるな。彼女はどうかしてる』って言いました」

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