「攻撃受けて研究できない」学生に傭兵派遣した先生

2018/12/16 20:09 Written by ナリナリ編集部

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年末になると「先生、論文が書けません」と泣きつく状況の人もいるかもしれないが、「過激派からの攻撃を受けて研究ができない」という学生のために、傭兵を派遣してくれた先生が話題を呼んでいる。

スウェーデンのルンド大学で分析化学を研究しているターナー先生は、休暇を利用して帰省している学生のジュマさんから「過激派から攻撃を受けて研究を終えることができません」というメッセージを受け取った。

ジュマさんの村がイスラーム過激派組織に狙われると、ジュマさんは家族と工場に身を潜め、銃声がとどろく中で「なんの希望もなくて、ただ必死で、何が起きているかを先生に話したかっただけ」とメールを送ることに。

メールを受け取ったターナー先生は「私の学生とその家族を危険にさらし、研究を混乱させていることに、私はとても怒っている。絶対に受け入れられない」と憤慨し、大学のセキュリティ担当に相談。数日後に民間の警備会社から4人の傭兵を派遣し、ジュマさんとその家族を救出させた。

その後、ジュマさんは見事論文を書き上げ、現在はスウェーデン・マルメの製薬会社に就職。大学が雇ってくれた傭兵の代金もほとんど支払うことができたと伝えられている。

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