「バイオハザード」シリーズのリブート版は、原点に回帰したホラー映画になるようだ。この新作は、1996年に第1作が発売されたゲームシリーズと同様にホラー度が高いものになるそうで、「ソウ」や「インシディアス」シリーズ、そして「死霊館」を手掛けたジェームス・ワンが製作、グレッグ・ルッソが脚本を手掛ける。
映画版「バイオハザード」シリーズは、ポール・W・S・アンダーソンにより彼の妻ミラ・ジョボヴィッチ主演で6作が製作され、2016年作「バイオハザード:ザ・ファイナル」でシリーズの幕を閉じた。
ルッソは、ディスカッシングフィルムに同新作に関してこう話している。
「1年ほどリブート版に携わったんだ。そしてプロデューサーのジェームス・ワンが入ってきて、このプロジェクトにおける僕の仕事はここで一応終わったわけだから、彼らが脚本をこれからどうするかわからないんだ。僕が原案を提出して、製作陣はそれに満足していた。ここからは彼らの領域で僕は関与していない。僕はこのシリーズの大ファンだから、この仕事はとても楽しかったよ。6本も作っているから、リブート版では違うことがしたかったんだ」
「明確なことに、オリジナルに戻ってジェームス・ワン風のホラー映画にしたかったんだ。だから、そもそもどうしてこのゲームが怖いのかを考えてみたんだ」
またルッソは、新作は同ゲームシリーズ最新作「バイオハザード7 レジデント イービル」に影響を受けているそうで、「『バイオハザード7』は僕の脚本にとってちょっとした試金石だった。オリジナル映画シリーズの上を行こうというのではないよ。良く出来ていたと思うよ。でも新たにリブート版を作ることになって、ポール・アンダーソンのアクション中心のシリーズも楽しくクールだったけど、このゲームのファンである僕としては、このシリーズは第一にホラーで、アクションはその次なんだ。だからホラーのルーツに戻りたかった」と続けた。