多部未華子に希林さん「付き合ってる人は?整形?」

2018/10/04 01:29 Written by Narinari.com編集部

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女優の黒木華(28歳)、多部未華子(29歳)らが10月3日、映画「日日是好日」特別試写会 KIMONO de CINEMAに登壇。同作で共演し、先日亡くなった樹木希林さんとのエピソードなどを語った。

今回の催しは“樹木希林さんから与えられたミッション”だった、と語るのは、本作のオフィシャル・アドバイザーを務めた観世あすかさん。

「約1年前に『今度、お茶の映画をやる。お茶の先生の役をやる。お茶、教えなさいよ』とお話がありました」と前置きした上で、今年3月5日に、鹿児島の病院から電話で「病が進行し、余命は年内と言われたの。これから先の新しい仕事は断ります。この映画に残されたエネルギーと時間を使いたい。真剣に協力してください」と連絡があったという。

着物好きな希林さんが最初に思いついたのが、今回の“KIMONO de CINEMA”。また、7月31日に京都・建仁寺で行われた完成披露イベントに登壇した際、杖をつかないと歩けない状態だったが、「これでいい船出が出来た。しんどいけど物作りは大変なのよ。映画は撮って終わりじゃない。その後が大事なのよ。だから宣伝を頑張るの」と、1年以上の歳月をかけ役作りをし、宣伝の陣頭指揮をとり、最後の最後までこの映画を作り上げ、育てていくことに全精力を傾けた姿を振り返った。

また、今回初共演した黒木と多部についても、「若いふたりが自分の後を継いでくれる芯のある役者さんだと信じている」と高く評価していたという。

黒木は希林さんとの共演を振り返り、「本当に共演したい女優さんで、他の役者さんからも『得るものがたくさんあるから希林さんとは共演した方がいい』と言われていました。実際にご一緒して“役を生きる”ことをすごく感じました。なんてありがたい時間なんだろうと思いました」。

多部は「正確にセリフを言うというのではなく、自分の言葉として発していらして、なかなかできることじゃないなと思って見てました」と、希林さんの演技について語り、「待ち時間に直球でいろんな質問をされました。『どこに住んでるの』『誰と住んでるの?』『今付き合ってる人いるの?』『整形してるの?』って。」と会話を楽しんだことを明かし、笑いを誘った。

黒木も「『なんであの映画出たの?』といった雑談はたくさんしました。『どういう人が(恋人に)良いですか?』と聞くと、『自分と同じくらいの人しか来ないわよ』とおっしゃっていたので、ちょっと頑張ろうと思いました」と続いた。

本作は、黒木と多部の初共演も見どころのひとつ。お互いの印象について聞かれると、黒木が多部を「箱」、多部が黒木を「ミステリアス」と語り、黒木は「“箱”を開けたくなりました。普段は静かな方ですが、ふたを開けると何が入っているかわからない。カラオケや海で、はしゃぐシーンでは楽しくできました。探ったら何でも出てきそうな。実際はどういう方なのか、普段は何をしているのか知りたくなりました」と説明。一方の多部は黒木を「いい意味でつかみどころがなくて、現場での居方など、興味深くジロジロ見ていました」と語った。

映画「日日是好日」は10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)先行上映、10月13日(土)より全国公開。


☆「日日是好日」ストーリー

たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった――。

それから二十四年。就職の挫折、失恋、大切な人との別れ。いつも側にはお茶があった。五感を使って、全身で、その瞬間を味わった。やがて「日日是好日」という言葉をかみしめていく美しき時の流れ。この映画は、内なる自由と生きる喜び、そして、かけがえのない“今”を描く物語だ。

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