マイケル・ジャクソン、「007」ボンド役熱望していた

2018/10/02 01:26 Written by Narinari.com編集部

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マイケル・ジャクソンは生前、「007」シリーズのジェームズ・ボンド役を熱望していたようだ。

2009年に50歳で他界したマイケルは、80年代のキャリア全盛期、自らが「007」シリーズのスパイ役にピッタリだとして、ハリウッドの重役たちに自らを売り込んでいたという。

かつてのハリウッドの敏腕エージェント、マイケル・オーヴィッツは回顧録で次のように語っている。

「マイケルの家でミーティングの機会を持った。そこで彼からアクション映画に出演したいと言われた」

そんなマイケルの提案を、ビジネスパートナーであったロン・メイヤーと真面目な顔をして聞き続けるのに苦労していたところ、マイケルのかぶっていた帽子が(メキシコ料理の)ワカモレに落ちた時にはさらに状況が悪化したと続けている。

「彼はそれを取り上げてまたかぶった。ワカモレが少しついたまま。しかもそれが徐々に帽子のつばに向かってずり落ちだした」
「マイケルがいかに自分が次のアメリカのアクションヒーローに向いているかと熱弁している中、僕らは皆、それが徐々に落ちてくるのを見守っていた」
「最後にその塊が落下した時には、ロンは我慢しきれなくなった。僕も吹き出してしまった。そしたらマイケルは怒って出て行ってしまった。その後、彼を追いかけて君のことを笑っていたわけじゃないと15分間かけて説明した」
「やっとマイケルが分かってくれた時、『でも僕はジェームズ・ボンドが演じたいんだ』と言われた。その時は笑わなかったと誇りを持ってお伝えするよ」

そしてマイケルには、その役を演じるには体形も性格も合っていないと説得したそうで、「『君は細身だし、繊細過ぎる。冷酷で屈強な男とは見てもらえないよ』と言った」と綴られている。

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