香港と中国本土44都市結ぶ高速鉄道が全線開通

2018/09/26 13:36 Written by Narinari.com編集部

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香港初の高速鉄道「広州・深セン・香港高速鉄道」の香港域内区間が、9月23日開通した。これにより、香港と中国本土の都市間をより迅速かつ簡便に移動できるようになったが、とりわけ香港から広東省の近隣9都市へのアクセスが便利になり、グレーターベイエリア(広東・香港・マカオ大湾だいわん区)の観光を大きく後押しすることになる。

広州・深セン・香港高速鉄道は全長26キロメートルで、このたび初めて香港と世界最大規模の中国本土の高速鉄道網が接続。香港から中国本土の44都市に乗り換えなしで行けるようになり、香港を出発点とした中国本土の複数都市への周遊旅行が可能となる。香港から深センを経由して広州まで最短48分で結ぶ直通列車が頻繁に運行し、グレーターベイエリア内の移動はこれまで以上により迅速かつ簡便になった。

広州・深セン・香港高速鉄道の香港域内区間は、世界最大規模の地下鉄・高速鉄道の駅で、香港を訪れる観光客の新たな観光名所となる西九龍駅から運行。同駅のデザインは、建築界のオスカー賞とも称される「ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル」をはじめとする数々の国際的なデザイン賞を獲得している。

屋上のスカイ・コリドーでは、ビクトリア・ハーバーの絶景を満喫することができ、駅構外には、3ヘクタールの緑豊かなエリアがあり、地域の人々や旅行者にとって都会のオアシスとなっている。

駅周辺には買い物や飲食、または伝統的な香港料理を楽しみたい観光客にも最適なエンターテイメントとアトラクションが数多く存在。世界的に有名なレストランやショッピングモールのある観光の拠点、尖沙咀(チムサアチョイ)は徒歩圏内だ。(写真提供:MTR)

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