今年の“最も稼いだヒップホップ・アーティスト”に、ジェイ・Zが輝いた。ここ3年間トップに君臨していたP・ディディを2位におさえ、フォーブス誌恒例のランキングで堂々の第1位となった。

ジェイは今年、最新作「4:44」のツアー、妻ビヨンセとのジョイントコンサート「オン・ザ・ランII」そしてストリーミングサービス「タイダル」をはじめ所有する様々なメディア会社の売り上げなどで、7650万ドル（約86億円）の収入を手にしたという。

一方P・ディディはトップを譲り渡したものの、酒造業界での活躍など6400万ドル（約72億円）で2位、ケンドリック・ラマーはツアーやスポンサー契約など5800万ドル（約65億円）で3位、以下4700万ドル（約53億円）でドレイク、3550万ドル（約40億円）でJ・コールと続いた。

主に株による収入で3500万ドル（約39億円）を稼ぎ6位に付けたナズは、「ヒップホップ・アーティストは常に技術革新をしているんだ。ターンテーブル1台から2台とフェーダーという具合にな」と同誌に語っていた。

同ランキングは2017年6月から2018年6月の間のツアー、レコード、ストリーミング、出版物、グッズ、スポンサー契約、その他様々なビジネスからの売り上げを総計したものとなっている。ちなみにアーティストのマネージメントや法律に関する費用は差し引かれていない。


☆フォーブス誌の最も稼いだヒップホップ・アーティスト2018

1位　ジェイ・Z　7650万ドル（約86億円）
2位　P・ディディ6400万ドル（約72億円）
3位　ケンドリック・ラマー5800万ドル（約65億円）
4位　ドレイク4700万ドル（約53億円）
5位　J・コール3550万ドル（約40億円）
6位　Dr・ドレ3500万ドル（約39億円）
6位　ナズ3500万ドル（約39億円）
8位　ピットブル3200万ドル（約36億円）
9位　フューチャー3000万ドル（約34億円）
10位　カニエ・ウェスト2750万ドル（約31億円）