映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のキャストたちが、先日監督を解雇されたジェームズ・ガンの復帰を呼び掛けている。

ガンは過去のSNSにおける不適切な投稿が原因で同シリーズの監督から降板していたが、ゾーイ・サルダナ、クリス・プラット、ヴィン・ディーゼルなど出演者らが、ガンの再起用を求める声明を発表した。

キャスト陣は声明の中でこうコメントしている。

「私たちはジェームズ・ガンを全面支持します。先週起きた突然の解雇に私たち全員が衝撃を受けており、10日間、考え、祈り、耳を傾け、話し合う時間を設けました。その間、私たちはジェームズのシリーズ第3弾監督復帰を望むファンやメディアからの多くのサポートに励まされる一方、彼を取り巻く奇妙な陰謀論を簡単に鵜呑みしている人たちに落胆させられもしました」
「世論が下す判断には、適正な手続きがほとんどありません。私たちは政治的志向を超えてアメリカ人が誹謗中傷を和らげ、群集心理の兵器化を止めることを望んでいますが、政治的分裂が広がることでこのような事例は続くことでしょう」

ガンは以前、声明の中で自分の過去のコメントについてこう謝罪していた。

「これまで僕のユーモアで人を傷つけたことを謝罪する。本当にすまないと思ったし、謝りの言葉は正真正銘僕の心から出たものだよ。参考までに、あのようなショッキングなジョークは本心からじゃなかったんだ。変な声明だね。見え透いている感じもする。でも言わせてもらうよ。とにかく、これが真実なんだ。僕はかつてたくさんの攻撃的なジョークをしていた。でももうしない。過去の自分を責めはしないよ。けど今の自分がより好きだし、人やクリエイターとしてよりちゃんとしてきたって感じるんだ。愛を込めて」