巨大な実物大プラモ、響き渡る“バチンッ”

2018/07/04 17:51 Written by Narinari.com編集部

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セガ・インタラクティブは7月4日、ロボットアクションゲーム「BORDER BREAK」PS4版のリリースを記念して、「『BORDER BREAK』1/1プラモデル プロジェクト」に関連したパーツ切り取りイベントを、東京メトロ新宿駅スーパープレミアムボードで開催。多くのファンや通行人が見守る中、地下通路にパーツを切り離すときの鋭い音“バチンッ”が響き渡った。

「『BORDER BREAK』 1/1プラモデル プロジェクト」は、巨大ロボットを組み上げるという“少年時代の憧れ”をリアルに体感してほしいとの想いから始動したプロジェクト。展示されたのはPS4版「BORDER BREAK」に登場する主人公の愛機「輝星・空式」の実物大プラモデルで、造形はプラモデルやフィギュアなどの企画・製造・販売を行う壽屋(コトブキヤ)が監修。各パーツはプラスチックやアクリル、スチロール樹脂などの素材を用いて3Dデータをもとに3Dプリンターやハンドメイドで制作されたという。

パーツ切り取りイベントでは巨大な工具を使用。専門の作業員のサポートを受けながら1つずつパーツを切り離していったが、さすがに小さなプラモデルと異なり、作業には結構な力を要した。プラモデルとランナーをつなぐゲートを切り離す際には“バチンッ”という鋭い音が響き渡り、通行人が驚いてまわりを見回すこともしばしば。個人的には切り離された“重い”パーツを抱きかかえながら「1/1プラモデル」実現のハードルの高さをあらためて思い知らされることになった。

イベントに出席した「BORDER BREAK」シリーズのプロデューサーである青木盛治氏は「出来上がったときに最初に見させてもらったんですけど、実際に作ってみると迫力がすごいと感じました」と、その視覚的インパクトに自身も圧倒されたことを明かし、「前々から1/1スケールは作ってみたいという思いはあったんですが、なかなか実現できなくて。今回PS4版を出すということで、心機一転ということもあり、挑戦してみたんです。でも、ただ等身大のものを作って展示するだけではつまらないと感じ、それを作っていく過程を見せられたりできたらいいなと思って出てきたアイディアが、この実物大プラモデルだったんです」と説明した。

さらに「(実物大は)画面で見るのとはまったく違うので。『こんな(大きな)手をよく動かしているな』とか『じゃあこれはどうやってメンテナンスしているんだろう?』『どうやって作ってこの手になったんだろう?』とか、いろいろと想像が膨らむんです。それがゲーム内のエフェクトだったり、スピード感とか重さの表現とか、敵にやられた時の表現とか、もう少しリアルに考えられるようになってきました」と口にし、今回のプロジェクトが宣伝という目的を超え、ゲーム開発スタッフにも少なからぬ刺激を与えていることを笑顔で打ち明けてくれた。

実物大プラモデル「輝星・空式」は今後、色塗り、組み立てという作業を経て、ゲームのリリース日(8月2日)に合わせて都内で展示されるとのこと(詳細は後日発表)。無事完成すれば5メートルにもなる「輝星・空式」。その迫力あるリアルな姿を拝める日を楽しみに待つとしよう。

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