「13日の金曜日」裁判終了後に新作製作の意向

2018/07/04 01:48 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ホラー映画「13日の金曜日」の製作陣は、現在行われている裁判の終了後に、シリーズ最新作を手掛けるつもりのようだ。

1980年にオリジナル作品が発表された同ホラーシリーズは、2009年に発表されたリメイク版以来となる新作を、2017年2月にブレック・アイズナー監督、アーロン・ガサイコウスキー脚本のもと、前作を手掛けたプロデューサーのブラッドリー・フラーとアンドリュー・フォームによって製作される予定となっていた。しかし、オリジナル作のショーン・S・カニンガム監督と脚本家ビクター・ミラーとのシリーズの著作権を巡る法廷争いにより、撮影開始直前で製作中止を強いられていた。

ミラーはシリーズの象徴的キャラクターでもあるジェイソンの生みの親の1人であり、シリーズ11作品をはじめ、スピンオフやリメイク、ゲームなどからの収益を得る権利があると主張。一方で2009年作ではプロデューサーを務めたカニンガムは、ミラーが職務著作契約において脚本を執筆したため、参加したオリジナル作品からのみ、収益を受ける権利を持つとしている。

ジェイソンや舞台となるクリスタルレイクキャンプ場、関連する登場人物などはすべて、ニュー・ライン・シネマを通じてワーナー・ブラザース社が権利を所有している。

そうした中、ホラー映画を専門として、マイケル・ベイとフラーによって設立されたプラチナム・デューンズ社は、同シリーズの最新作の製作をいまだに優先順位のトップに据えているとして、プロデューサーのフォームはwegotthiscovered.comに次のように語っている。

「裁判もまだ続いていますし、権利については少し混乱しています。しかし、我々は出来る限りの努力をしているところで、『13日の金曜日』のまた新たな作品を世の中にお届けできると信じています」
「1年半前にはリメイク版の撮影が間近なところまで来ていましたし、脚本も気に入っていました」

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.