ルーカスフィルムが、「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ製作を保留することにしたという。同社は今後「エピソード9」とそれに続く三部作の製作に集中することに決定したと報じられている。
関係者によると、以前から噂されていたオビ=ワン・ケノービのスピンオフ作品は企画が進行していたそうだが、現在では誰もその作品に取り組んでいない状態で、ボバ・フェットのスピンオフの監督兼脚本に向けて「LOGAN/ローガン」のジェームズ・マンゴールドとの交渉が続いているのかどうかも不明だ。
このニュースの前には、先月公開された「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の興行収入が公開1週目で8480万ドル(約93億円)、4週間で合計1億9280万ドル(約212億円)と、公開1週目で1億5500万ドル(約170億円)、4週間で合計4億2400万ドル(約470億円)を記録した「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を大幅に下回る事態を迎えていた。
両方の作品とも問題に見舞われており、「ローグ・ワン」では広範囲にわたる撮り直しを脚本家のトニー・ギルロイが指揮するに至り、「ハン・ソロ」は製作中にフィル・ロードとクリス・ミラーの両監督が降板し、後任のロン・ハワードが映画を完成させていた。
一方で、ギャレス・エドワーズが「ローグ・ワン」の監督に就任した時点で、ジョシュ・トランクがボバ・フェットのスピンオフを製作するために招かれていたが、その後離脱している。
しかし、ルーカスフィルムは「エピソード9」後にも新作を準備。「最後のジェダイ」の監督兼脚本を担当したライアン・ジョンソンによる新しいキャラクターにフォーカスした新三部作の製作を発表しており、「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーランナーであるデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが脚本を執筆することが発表されている。