8月1日に日本公開が始まる「インクレディブル・ファミリー」が、アニメ映画として全米史上最高の公開初週興行収入を記録した。
「Mr.インクレディブル」の続編となる同作は、オープニング週で1億8000万ドル(約200億円)を突破する興行成績を打ち出し、2016年に「ファインディング・ドリー」が樹立した1億3500万ドル(約150億円)を突破した。
興行収入を分析するポール・ダーガービディアン氏は、この成功がピクサーとディズニーブランドの強さと、効果的なPRキャンペーンにあったと分析し、ヴァラエティ誌に次のように話している。
「この映画はスーパーヒーローというジャンルが、実写であろうとアニメであろうと観客動員力があることを示しています」
「ピクサーとディズニーというブランドのコンビによる完璧なマーケティングと配給戦略は、この映画を見事に典型的な大ヒット作へと仕上げました」
一方でディズニーの配給部門主任キャスリーン・タフ氏は、2004年公開の前作から長く待ちわびられていた続編であったことが勝因の1つとみているようだ。
「私たちは感激しています。ブラッド(バード監督)とスタッフ一同は、みんなに愛される素晴らしい映画を作ってくれました。完璧な勢いでしたね」
前作でフロゾンことルシアス・ベスト役の声を務めたサミュエル・L・ジャクソンは先日、10年以上にわたって続編の製作予定について頻繁に尋ねられていたことを明かしていた。
「過去10年か12年くらいかな、週5〜6回は誰かしらに聞かれてたよ」