ケイト・スペードは「うつ病だった」夫が明かす

2018/06/08 00:46 Written by Narinari.com編集部

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先日他界した人気デザイナーのケイト・スペードが、うつ病を患っていたことを、夫のアンディが明かした。ニューヨークの自宅で遺体で発見され、55歳の若さでこの世を去ったケイトについて、俳優のデヴィッド・スペードを弟に持つアンディが初めてコメントを出し、ケイトがうつ病を患っていたこと、夫妻がここ10か月間にわたって別居していたことを明かしている。

ニューヨーク・タイムズ紙に寄せられた手記で、アンディは「ケイトはこの世界で最も美しい女性でした。私が知る中で最も優しい人物であり、私にとっては35年来の親友でした。娘と私は彼女の死に打ちひしがれており、彼女なしで人生を送っていくことを考えることもできません。私たちは深く傷ついており、彼女がいないことをすでにさみしく思っています」と悲しみの胸中を明かした上で、自ら命を絶ったと言われるケイトについて「ケイトは長年、うつ病と不安神経症に悩まされていました。積極的に治療を求め、担当医とも密接に取り組み、あまりにも多くの命を奪ってしまうこの病に立ち向かっていたのです。私たちは前日の夜に彼女と話をしましたが、幸せそうな様子でした。こんなことを彼女がすることを思わせるような素振りは一切ありませんでした。あまりのショックでしたし、明らかに彼女らしい行動ではありません。彼女には戦っている個人的な悪魔がいたのです」と続けた。

13歳の娘を持つ夫妻は別居こそしていたというものの、親しい関係を維持しており、一部で報道されているような離婚間近といった事実はなかったという。

「ここ10か月ほど、私たちは別々に暮らしていましたが、互いの家はわずか数ブロック離れただけでした。娘は私たち2人のもとで暮らし、毎日のように顔を合わせたり話したりしていました。家族揃って食事をしたり、それまでのように家族旅行に行ったりもしていました。私たちにとって娘が一番大事なことでした。離婚したわけでもありませんし、それについて話し合ったことさえありませんでした」
「私たちは自分の知っているやり方で問題を解決しようとする親友同士だったのです。私たちは35年間も一緒に時を過ごしたのです。お互いのことをとても愛していましたし、ただすこし距離が欲しかっただけです」
「これが真実です。それ以外に言われているようなことは全て偽りです。彼女は過去5年間にわたってうつ病と不安神経症の治療に積極的に取り組んでいたのです。定期的に通院し、薬も飲んでいました。薬物やアルコール依存などはありませんでしたし、仕事上にも問題は何一つありませんでした。私たちは一緒に事業を作り上げることが大好きだったんです。そして協力して私たちの娘を育てていました」

人気ブランドのケイト・スペード・ニューヨークの共同設立者でもあるアンディは、今は何よりも娘のことが心配だとして、母親を亡くした想像し難い悲しみに瀕している娘に対するプライバシーの尊重を求めた。

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