高野山ケーブルカー、54年ぶり新車両は“欧州風”

2018/06/07 15:02 Written by Narinari.com編集部

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南海電鉄は6月6日、54年ぶりに新造する高野山ケーブルカーの車両デザインを発表した。運転開始は2019年3月初旬を予定。

高野山ケーブルカーでは、1964年(昭和39年)に製造され、昭和から平成の時代に霊峰・高野山へのアクセスを支えてきた車両が現行モデル(3代目)。2両連結で、自動運転の導入、電気式の自動扉など、当時のケーブルカーとしては画期的な車両だったが、次の時代への節目に、このたび54年ぶりに生まれ変わることになった。

新造する車両の客車部分の製造は、スイスのキャビンメーカー「CWA社」が手掛け、欧州風の流線形が特徴的な車体に、高野山・壇上伽藍の根本大塔を想起させる朱色をコンセプトカラーとして採用。和洋折衷のデザインとする。

また朱色は、ケーブルカーまでの高野山アクセスを担う、特急「こうや」、こうや花鉄道を運行する「天空」、「2300系」にも採用されており、高野線全体で聖地・高野山への旅の期待感を醸成する狙いもあるという。

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