先日、中国の大学図書館が女子学生の“ミニスカート入場”を禁止し、物議を醸す出来事があった。きっかけは……。

中国メディアによると、“ミニスカ禁止令”を出したのは湖南省の湖南農業大学。暑さが厳しくなる中、ミニスカ姿で登校する女子学生が増えたことを受け、図書館側が突然「ミニスカートの学生を入場禁止にする」と公布したのだ。

内容は「50センチ以下のミニスカートを禁止する」というものだったが、これに女子学生たちは猛反発。ミニスカートだけでなく、オープンバックやショートパンツも盛り込まれており、「とても暑くてエアコンもないのに、どうしろっていうの？？」「いくら何でもやりすぎじゃないか」「いつの時代よ！」などとSNSを中心に物議を醸し、メディアを巻き込む騒動に発展した。

調べによると、図書館側がこうした決まりを公布した背景には、一部の男子学生から「ミニスカートは勉強に集中できない」「男性へのセクハラだ」などという訴えが図書館関係者に届いたことがある。確かに男子学生からすれば理解できなくもないが、そうは言っても“過剰反応”ととらえられるのは致し方ないだろう。

結局、騒動が大きくなってしまった影響で図書館側は「学生たちを困惑させてしまいました」と謝罪。すでにこの“禁止令”は撤廃された模様で、女子学生は大手を振ってミニスカートで入場できるようになっているという。